++ 記憶の中へ
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■ お店たんけん 2004年06月29日(火)
 生活科の授業の一つで、町のお店たんけんというのがありました。
 グループごとに分かれて、保護者が一人付き添い、歩いて町内のお店を2軒ずつ見学に行きました。

 海渡の班は、海渡以外女の子ばかり。特学の先生と私の二人が付き添いでした。私が海渡をみていなくても、女の子はみんなそれぞれ海渡の様子に気を配ってくれ、歩くときは手をつないでくれました。

 たんけん先に喫茶店があったのですが、カウンターの中にいれてもらってサンドイッチを作るところを見学させてもらいました。
 海渡がみんなと同じようにできるんだろうか?と、不安でしたが、これが驚くことに、ものすごく真剣な表情でじっとサンドイッチを作ってくれている手元を見つめていました。手を出すのはもちろん、余計なことを言ったり、さわいだりせずただひたすらサンドイッチが出来上がっていく様子を見ていました。女の子たちも真剣そのもの。

 質問することが一人ずつあったようで、海渡の番になると隣の女の子が代わりに聞いてくれました。お礼を言ってお店を出ると、みんな道路にしゃがみこんで、持ってきた紙に質問の答えや感想を書き始めました。海渡はどうするのかと思ったら、同じようにしゃがみこんで、持ってきた紙にいつもの海渡にしか分からない記号のような文字でなにやら一生懸命書いていました。文字が書けたら、どんなことを書いたのだろうと、ふと思いました。

 もう一軒お店を見学して、学校への帰路につきましたが、疲れたとも言わず、女の子と手をつないで楽しそうでした。想像以上に、しっかりと取り組んでみんなと同じ行動をスムーズにできて、私の付き添いなんかいらないくらいに自然でした。

 普通にできるってことは、ホント嬉しいです。



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