++ 記憶の中へ
Written by free
Photo by
Designed by caprice*



■ 初めて友達の家へ・・・ 2004年05月29日(土)
 この間のこと、海渡は多分、生まれて初めてひとりで友達の家に遊びに行ってしまった。と言っても、誘われるまま同じマンションのその子の家に上がりこんでしまったんだけど、それでも友達の家に行くというのは海渡にとってははじめての経験。

 公園で同じクラスの女の子と二人で遊んでいたはずなのに、ベランダから見たらいないので同じマンションのその女の子の家に聞きに行ったら、ちゃっかりあがり込んでその子のお兄ちゃんたちとゲームをしていた。

 お母さんが「いいよいいよ、このままもっと遊んで行けば?」と心温かい言葉をかけてくれたけれど、初めてのことでもあるし、興奮しておもらしすると困るので(苦笑)、今回はこのまま連れて帰ることにした。

 呼ばれて部屋からすんなりと出てきた海渡に「おじゃましました、は?」と言うと

「・・・・・ました」

とはにかみながら頭を下げた。

 すぐ階下の自分の家に戻るあいだ、やはり初めてのことで嬉しかったのかやけにニコニコとハイテンション。

「海ちゃん、おもしろかった?」

「うん」

「何して遊んだの?」

「ゲーム」(コントローラを操作する手振り)

「良かったね」

「うん」

 海渡は嬉しいとぴょんぴょんと跳ねるクセがある。このときもずっと私の手を握りながら、ぴょんぴょんとウサギのように跳ねていた。

 海渡は多分、ずっと以前から友達の家に遊びに行きたいと思っていたんだろうな。
 友達がうちへ遊びに来てくれることはよくあるけれど、今度は友達の家で遊ばせてもらってもいいのかな? きちんと挨拶ができるか、おしっこがしたくなったとき、ちゃんと言えるのか、時間になったら帰ってこられるのか(迎えに行けばすむことだけど)、迷惑をかけるようなことをしないだろうか、不安はいろいろあるけれど、友達のおうちの方にも協力をお願いして、少しずつ海渡の世界を広げてあげたいと思う。



backINDEXnext


My追加