土曜日か日曜日に「ぴちぴちぴっち」という女の子向けのアニメがやっている。その中の男の子の名前が「カイト」で、同じ「カイト」(漢字が違うけど)の海渡はそれが気になるらしく、最後まで見ていることが多い。
近頃、「カイト」という名前が増えてきたような気がする。 2年前くらい前、男の子の名づけベスト3に「カイト」(海斗か海人)が入っていると知ったときはちょっとびっくりした。
普段でも、子どものたくさんいるところで、「カイト、カイト」と自分の子供を呼んでいる人がいて、思わず振り返ったりすることもある。自販機でコーラを買って取り出そうと海渡が手を伸ばしたら、隣の小さな男の子も手を出し、その子のお母さんが「カイト!止めなさい」と言って、こちらがびっくりしたこともある。
海渡が生まれたころは、そんなに「カイト」と言う名前は周りにいなかったし、名づけ本で初めて見たときは、ものすごく新鮮に感じたものだった。あとで知ったのだが、その頃テレビでやっていた「ビーチボーイズ」というドラマの中の主人公?が「カイト(海斗?)」だったらしい。 よく海渡の名前を「ビーチボーイズからとったんですか?」と聞かれたっけ(苦笑)
海渡の名前の由来は、Webサイトのトップページにもあるとおり、障害も国境も関係なく海を渡る風のように羽ばたいてほしいという願いがこもっている。ただ、お腹にいたときは障害のことは気づいていなかったので、そのときは国境を越えてどこまでも自由な心をもって欲しいという思いがあっただけだった。生後翌日にダウン症と告知されて、それからは国境も障害も関係なく、海を渡る風や鳥のように自由に羽ばたき、おおらかにたくましく生きていける人になってほしいと願うようになった。
最近の海渡は自由きままでおおらかすぎるような気がしないでもないけれどね(笑)
|
|