++ 記憶の中へ
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■ よろしくね 2004年04月23日(金)
 きのう、海渡が水筒を学校へ忘れてきたので、今朝、海渡を学校へ送るついでに水筒を持って帰ろうと、久しぶりに学校の中まで入っていった。

 教室前の中庭を歩いていると、教室の窓からクラスの女の子たちが顔を出して海渡の名前を呼んでいる。すると、私の後ろを歩いていた海渡が大きな、しかもはっきりとした声で

「おはよー!」

と言った。おまけに嬉しそうにニコニコ笑って手を振っている。

 下駄箱へ行くと、さっきの女の子たちがみんな出迎えてくれていて、腰をおろした海渡の周りを取り囲んだ。

 ありがたいことに、相変わらずのハーレム状態(笑)

 そのすきに特学の教室へ走り、水筒を持ってきて、海渡に「じゃあ海ちゃん、お母さん帰るね」と言ったら、無視された。
 
 「海ちゃん、お母さん帰るって、バイバイは?」

と女の子が言ってくれるがやっぱり無視。授業参観のようにずっといてくれると思ったのだろう。

 「海ちゃんのことお願いね」

女の子たちに言うと、みな自信たっぷりの笑顔で

 「はい。さようなら」

と手を振ってくれる。ん?なんか、この風景は覚えがあるぞ・・・・

 そうだ、保育園へ海渡を預けにきて、保育士さんに「よろしくお願いします」と挨拶しているのと同じシチュエーションだわ(笑)





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