++ 記憶の中へ
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■ ワガママが通る人、通らない人 2004年04月22日(木)
 海渡はワガママが通る人と通らない人をよく見分けているところがある。
 学校の先生は一応ワガママが通らない人と認識しているようだ。じゃあ、ワガママが通る人は誰かというと、これが父親なのだ(笑)

 水曜日の学校までの付き添いは父さんの役目。
 先日の水曜日、海渡は集合場所の公園でブランコに乗ったきり、動かなくなってしまったらしい。・・・って言うか、家を出るときからお父さんの誘いを無視して動かなかったんだけど・・・・(笑)

 ベランダから見ていたら、父さんは動かない海渡に業を煮やしたのか持て余したのか、分団の子たちを先に出発させてしまった。ああいう場面、私なら決してみんなに先に行ってもらわず、無理やり海渡をブランコから引っ剥がして列に並ばせる。でも、父さんは海渡が少しぐずると、みんなを先に行かせてしまう。まあ、どちらが良いか悪いかは別にして、先に行いかせちゃったほうが、親は楽なんだよね・・・。

 さて、みんなを先に行かせたあとも海渡が動かないので父さんは試しに「おんぶか?」と聞いたそうだ。そうしたら、大喜びで飛びついてきて、30キロをおんぶして歩いている間中、背中ではしゃぐので頭に来て、数メートル先で「自分で歩け」となったそうである(笑)だから、無理にでもブランコから下ろしてみんなと歩かせれば良かったのに・・・(笑)

 海渡のほうが、父さんよりも上手なんだよね・・・。

 海渡は私に対してどう思っているのかというと、ワガママを何とか通したいけれど、どうしても通させてくれない人、だろうか。
 朝はとにかく、部屋で動かなかったら引きずってでも玄関に連れていくし、ブランコやゆりかごを下りなかったら、「もう行く時間なの」と無理やり下ろしてみんなの列に連れて行く。

 ダンナはその無理やりというのが気に入らないらしい。でも、毎朝毎朝のことなのでそのたびに折れてはいられないし、海渡がワガママを言いたい、うまくいけばおんぶしてもらいたい、抱っこしてもらいたいというのはわかっているけど、だからと言ってそれを毎日かなえてやるわけにはいかないのよ。

 もちろん、本当に何か理由があって学校へ行きたくないとか、体調が悪くて動きたくないとかがあってはいけないので、朝起きてからの海渡の様子や食欲、機嫌はしっかりチェックしている。元気が無いとか、食欲がないとかで子どもの体調や心の動きはたいてい分かるものだ。

 テレビを見てゲラゲラ笑い、朝ごはんを残さずペロリとたいらげ、「これが終わったら行くよ」という言葉に「うん!」と元気よく返事しておいて、テレビが終わったとたんにグズグズ言っても、お母さんには通じないのだ。

 このへんは、やっぱり日ごろ子どもと密に接している母親と、そうでない父親の観察力と判断力の違いでしょうか(笑)

 それとも、ただ単に私が荒っぽいだけの母親ということなのかも(笑)




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