++ 記憶の中へ
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■ いろいろと・・・・ 2004年04月16日(金)
 今朝は昨日の反省もあって、早めに集合場所へ行った。
 班長さんに昨日はごめんね、と言うと「いいよ、別に」と。高学年の男の子ということもあって照れもあるのかもしれないけれど、意外とあっさりとしていて、ちょっと安堵・・・・

 ほかの子が言うには、走り出しては止まり、走り出しては止まり・・・していて転んだらしい。でも、泣かずにまた走っていたとか。夜お風呂でそのことを聞いてみたら「ママ、おそい」とポツリ・・・ごめんね(笑)


 今日は2時下校なので、帰ってからが長い。
 ゲームに飽きて、ベランダから公園を眺めている海渡に「公園、ひとりで行ける?」と言うと、とたんにニコニコの笑顔になって「うん!」と言う。

「じゃあ、公園から出ないこと。ずっと公園の中にいること。わかった?」

と約束してひとりで公園へ行かせてみた。

 しばらくしてベランダから見たら、女の子と二人で公園の外の道をふらふらしている(怒) まったく、約束も何もあったもんじゃない!

 そのうちに高学年の子がぞろぞろ学校から帰ってきたのにつられて公園へ戻った。しばらく公園の中にいたけれど、公園に出る前に遊んでいた子たちがいなくなっていてつまらなくなったのか、ひとりで戻ってきた。

 マンションの入り口から中へ入るかと思って見ていると、それを通り過ごして道路の方へ歩いていく(怒) そこで上から声をかけた。

「海ちゃん、どこ行くの!」

 海渡はびっくりして飛び上がり、上を見あげ、私が見ているのに気づくと、端っこによってぺたんと座り込んでしまった。

 つまり、公園から出てはいけないと約束したのに、それを破り、見つかって叱られるという思いと、私がずっと見ていたということに対する不満だろう。

 座り込んで動かなくなったところへ、たまたま学校から帰ってきた登校班の班長の男の子が海渡に気づき、声をかけてくれた。ひとりでいる海渡を心配してくれているらしい。上から声をかけたら彼、「なにこれ?」って(笑)「どういうこと?」っていうことでしょうね(笑)

 私が下まで降りていくと、班長さんは海渡のそばに一緒にすわって待っていてくれていた。ああ、連日、お世話になります、班長さん。

 海渡は私を見て、涙をポロリ・・・・

 自分のやったことはわかっているようだ。
 「公園へ一緒に行こうか?」と言うと、笑顔になって元気よく立ち上がった。班長さんもホッとしたように立ち上がった。

 「ごめんね、ありがとうね」と言うと、またあっさりと「うん、じゃ・・・」と。

 その後、公園でブランコに乗る私の背中を海渡が押してくれた。
 海渡なりの罪滅ぼしだったのかも・・・・・(笑) 
 



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