++ 記憶の中へ
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■ 海渡の逆襲 2004年04月02日(金)
 相変わらず、友達が遊びにくるとみんなゲームをやりたがる。
 家で禁止された子もいるのだが、本人は「よその家ではいいの」と言う。いいのかな?

 ところで、最近、海渡のゲームのやり方が変わってきた。なんと、相手を攻撃することを覚えてしまったのだ。これは「カービィのエアライド」でのことだけれど、今まではただ走るだけで、相手から攻撃されることはあっても自分が特定の相手を攻撃する方法は知らなかったと思う。ところが、どうもその方法を学習したらしく(笑)今日は海渡に攻撃された子から非難の嵐なのだ。
 「なんでオレの壊すんだよ!」
と怒る。今まで自分がしていたのに、逆にやられると腹が立つんでしょう(苦笑) 低学年の子供の世界はまだまだこんなものらしい。

 今日、海渡にやられた子が海渡の背中をなぐっていたり、もうひとりからは「卑怯者!卑怯者!」となじられている場面があった。当の海渡は知らん顔をしているので、いったいどこまでわかっているのかどうなのか・・・? もしかして、今までのお返しとばかりに逆襲に出ているのだろうか・・・。もしも、もしもそうだとしたら、海渡って思っていた以上にしたたか? 口で言い返せない分、行動でということかな?それはそれでちょっと問題かもしれない。

 子供達なりに、このレースはスピードを比べようとか決めて攻撃はなしとルールを作っているらしいのだが、海渡がそれをどこまで理解しているのか、きちんと海渡にも伝えているのか分からないところもある。海渡は言葉がはっきりしないし、理解力もイマイチなので、なかなか会話に入れなかったり、会話に入れてもらえないこともあり(海渡を除く二人であれこれ決めていることが多い)、やっぱり7歳、8歳のこどもと実質3歳の海渡が同じゲームをするのは無理があるのかなぁと思う。あるいは大人がついていないと対等には遊べないこともあると実感する。ただ、ちゃんと海渡に伝えてもその通りにしないこともあるので、またややこしいんだけど・・・・
 やっぱりゲームそのものをやめさせたほうがいいのかもしれない。

 ところで、私自身もここのところ、海渡の逆襲にあっている。
 仕事が忙しくて相手をしてやれない不満や淋しさからか、私に隠れてこっそりとベランダから物を落としているのだ。

 かなり厳しく叱って、分からせたつもりだったのに、翌日も同じことをした。叱られるとわかってやっている。お風呂に入ったときに理由を聞いても絶対に言わない。必ず話をそらす。

 ただ、ふいに私のそばへきて「ママ、だいしゅき」と一言だけ言うことがよくあるので、遊んでほしいということはよくわかっている。いたずらや悪いことをするときは、たいてい私が忙しいときなのだ。

 だから、本当は一番悪いのは私なんだよね。
 いろんな事情があって学童を断念したけれど、何とか海渡を淋しくさせない仕事の仕方を見つけないといけないなと思う。





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