++ 記憶の中へ
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■ 交流遠足にて 2003年11月18日(火)
 町の小中学校の特殊学級に在籍する子どもたちと先生、保護者で交流遠足がありました。今回で2度目の試みだそうで、もちろん私と海渡は初めての参加でした。

 保育園でいっしょだったゆうちゃんと会えるのが楽しみで、海渡は朝からニコニコと満面の笑顔。バスに乗り込むとさっそくゆうちゃんを見つけて隣の席へ座りました。ゆうちゃんも海渡と同じダウン症なので、そんなにおしゃべりは得意ではありません。こんな二人が隣同士に座ってどんな会話をするのか、後ろの座席に座ったゆうちゃんのお母さんと私が興味深く聞いていると、二人の会話?が聞こえてきました。

「かいちゃん、▲☆■○◎〜!!★★」
「ゆうちゃん、☆◎●◎□〜」

 残念ながら、二人だけにしか分かりませんでした。

 バスが発車してから降りるまでの1時間あまり、ずっとこんな調子。
 降りてからもとにかくいつもいっしょにくっついて、時には「かいと」「ゆうた」とお互い呼び捨てにしあって、笑い転げたり、どっちかが泣きべそかいたり、怒ったり、またげらげらと笑ったり、片方がリーダーシップとっていると思うと、その逆になったりし・・・・。

 ふたりいっしょのときは、健常の子どもや大人を相手にしているときとは違って、言葉も関係ない、発達の遅れもIQも関係ない、ものすご〜くリラックスできる特別な時間(とき)なんだろうなと思います。

 海渡にとって、ゆうちゃんは「親友」だったり、いっしょに悪戯をする「連れ」だったり、ときには何かを教えてくれる「兄」であったりその逆の「弟」であったりします。

 健常の友達も大切だけれど、こんなおともだちもとても大切なかけがえのない存在です。いつまでもいつまでも、こんなふうにじゃれあう子猫のように遊べる友達同士だといいね。成長して、少年になったらいったいどんな会話をしているんだろう? お互いに好きな女の子の話なんかするんでしょうか。そんな日がくることを今から楽しみにしています。

 初めての交流遠足、色づき始めた紅葉のように、心があったかくなる一日でした。

 

 



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