++ 記憶の中へ
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■ 母の都合と子の成長 2002年10月15日(火)
 私は、海渡が生まれて1歳9ヶ月で保育園に預けて以来、ずっと仕事をしています。昨年、1年間だけ在宅での仕事でしたが、それ以来はずっと外へ出る仕事だったため、朝は分刻みの戦いです。

 上の子どもたちはもう放っておいても大丈夫ですが、問題は朝寝坊の海渡です。彼は母の都合などまったく気にしていません(泣)あくまでもマイペースで起き、着替え(させてもらう)、ご飯も起きてから体のエンジンがかからないと食べられないので、当然遅くなります。食べるのも遅いのに、その上しっかり最後まで食べないと気がすまないのでとにかく時間がかかります。私はついついイライラしながら「早く、早く食べて」と彼の横で通園バッグ片手にウロウロしながら待っているということもしばしば。

 8時半きっかりにテレビのスイッチを切り、出かけます。時には、ぐずる海渡を引きずるように出かける日もあるし、あんまり海渡がのんびりしていると、怒って外へ追い立てるときもあります。どうしても時間が無いときは、おんぶしてダッシュです。海渡は歩くのも遅いので、駐車場までの時間が惜しいのです。体の大きな子をおぶっている図ははたから見ると異様でしょうね。それでも遅刻するかもしれないとなると、20キロ以上ある海渡をおぶって前かがみで歩きます。すると、海渡が背中で言います。

「おかあさん、よーいどん!」

 こんなことしていちゃ、海渡のためにもよくないなぁとは思っているのですが、とにかく時間がありません・・・・・。おかげで、今まで無遅刻で通してきましたが・・・・。

 今朝も、海渡はのんびりと起きてきました。しばらく、テレビを見ながらゴロゴロしてから、朝ごはんを食べ始めました。しかし、あと10分で8時半です。

「海ちゃん、時間が無いから急いで食べてね」

 いつものように、言いたくはないけれどつい出てしまう言葉。海渡はこの言葉にはいつも全く反応しません。いつも知らん顔して、マイペース。それが、今日は

「うん!」

と大きくうなづいたかと思うと、本当に大急ぎでご飯をかきこみ始めました。
そして

「ごちそうさまでった!」

と大きな声で言ったかと思うと、椅子からおりてスタスタと玄関へ歩いていきました。なんだか、あまりにいつもと違う展開に驚き戸惑う私・・・・

 子どもって、ある日突然びっくりするような成長を見せてくれるものですが、今日の海渡は本当に今までのぐずぐずは何だったの?というぐらいの成長ぶり。いえ、単なるきまぐれでしょうか。それとも、ずっと「海ちゃんは保育園、お母さんはお仕事」と言い続け、あと6ヶ月で卒園という時期に来て、やっと自分が行くべき場所と母の都合が分かったのだろうか。

 どちらにしても、どうかずっと今日のような朝が続きますように・・・・・

 
 



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