++ 記憶の中へ
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■ 1から3までの数 2002年08月17日(土)
 海渡と一緒に買い物に行くと、ときどき、海渡が自分でものの数を数えていることがある。

 たとえば、大好きなコーラのペットボトルを「い〜ち、に〜、ふたっつ、ある」と指を二本出して私に教えてくれる。
 ときには、牛乳のパックが3本あると、なぜか「スリー、ある」と指を3本立てて教えてくれたりする。英語になってしまうところが面白いけど、確かにスリー(3)なので「すごいね、海ちゃん、ほんとに3本あるね」と誉めてあげる。

 どれだけ数の概念があるのか、今日ボタンで試してみた。

 6つあるボタンを海渡の前において、「海ちゃん、ひとつ、ちょうだい」と言ってみる。そのとき、指を1本たてて言う。すると、海渡は「はい」と言って、私の手のひらにボタンを1つ置いてくれる。そして、「海ちゃんも、いっこ」と言いながら、ボタンをひとつ握り締めた。

 ボタンを返して「じゃあ、ふたつ、ちょうだい」と指を二本立てて言うと、ちゃんと二つ私の手のひらに置いて、自分もふたつ握った。3の時も同じだった。でも、4つになると分からないようで、また3つのせてくれる。

 どうやら、3までは分かるようだ。
 3まででも理解できれば、あとは順番に覚えていけるだろう。

 ひらがなは今のところ、まだ覚えていない。でも、文字があるということは理解しており、ただ読みとその文字が一致していないだけのような気がするので近いうちに、きっと読めるようになると思う。

 そして、海渡は海渡なりに「文字」を書いているときがある。
 絵のように紙いっぱいに描くのと違って、ぶつぶつ言いながら小さくペンを動かして「文字」を書いている。それはとても細かくて、確かに文字らしくみえる。一目見るとまるでアラビア文字みたい。ちゃんと左から右へそろえて、何行も書いている。言葉と同じで海渡語のその文字は海渡にしか読めないけれど、いつか私にも読める日が来るんだろうなと思う。




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