我が家では長男と長女には決まった家事の手伝いがある。 長男はお風呂掃除と家族全員の布団敷き、長女は夕食後の食器洗いと金魚のエサやりとハムスターの世話。海渡には特に決まったお手伝いは無かったのだけれど、自分だけなにもしないのはいけないと思ったのかどうか、夕食後に食器をひとつひとつキッチンに運ぶようになった。私がやらせたわけでもなく、自分で運ぶようになったのだ。ひとつひとつ、両手で持ってキッチンに行き、汁が残っていると流しの中に捨て、調理台に並べる。一度、横を向いて乗せようとしてお茶碗を落として割ってしまい、べそをかいたが、またがんばってやってくれた。もちろん、終わったあとは「上手だったね、ありがとうね」と言って、ぎゅっと抱きしめてやる。そうすると海渡は、もう照れて照れて・・・でもとっても嬉しそうなのだ。
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