++ 記憶の中へ
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■ 地域の保育園の見学、面接(2歳4ヶ月) 1999年11月20日(土)
 今日午後から、来年度に入園するかもしれない地域の保育園へ見学に行ってきた。見学というよりも、海渡本人を見せるための面接の意味合いの方が強いかもしれない。秋の運動会の時に一度来たことがあったが、園の内部を見るのは初めてだった。玄関に入ると左手に小さなカウンターがあって「受付」と書いてある。奥が職員室らしい。右手は長いピータイルの廊下が奥まで続いていて第一印象は病院みたいだけれど立派な園だな・・・だった。

 広い園庭に沿うように長い廊下があり、保育室が並んでいる。どの部屋からも園庭にすぐ出ていけるようになっていて平屋造りになっている。今海渡が通っている保育園は街の中のお寺ということもあって、本堂をはさんで二つの棟に分かれており、それぞれが3階建てだ。造りだけを見ると全く見事なくらい対称的だ。土曜ということもあって園児が殆どいないせいか、がらんとしていたので、とにかくだだっぴろく見えた。

 公立の保育園ということもあってか、私立の保育園や幼稚園によくあるような子供向けの飾りなども無かった。さて、一通り見学したあと応接室に通されて、海渡の話となった。今までの成長を知ってもらうために中村保育園で2年近く書いて頂いていたお便り帳を読んでもらいながらの話し合いだったが、
「措置するのは役場ですから、私には何とも言えないんですけど・・・」
という何とも不安な言葉が多かったが、2年前の別の保育園のように、あからさまに迷惑顔をされなかったので、まだましかもしれない。お便り帳を見ながら「いろんなことが出来るんですねぇ」と感心している様子もあった。
「ちゃんと自分の席に座っていることもできるし、ダウン症と言ってもそんなに重いほうでは無いと思うんですよ」
と言うと
「そうねぇ、ちゃんと目も合って笑ってくれるし・・・人なつこいんですね。」
と言っていた。

 結局、前向きな言葉は聞けなかった。不安そうな印象の方が強い感じに受け取れた。役場が措置(今は入園許可というのかな)するのなら、それはそれで引き受けますけれど・・・というところだろうか。実際に保育するのは担任となる保育士さんだから、あとはその人次第というところかな。

 それでも、話をした女性(おそらく主任保母だと思う)は帰る時に海渡の手を取って「握手でバイバイ」と笑顔で言ってくれた。海渡もにこにこと笑いながら、バイバイしていた。海渡は何のためにここへ来たか分からないだろうなぁ。でも、来年の春から、近所の静香ちゃんやナオちゃんと一緒にこの保育園に通えるといいね。



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