夜、牛乳を飲んでいた海渡にしまじろうのパペットを見せて「しまじろうも牛乳ほしいって言っているよ」と言ってみました。海渡はすぐに自分の飲みかけの牛乳をしまじろうのパペットの口元へあてました。そしてまた自分が飲んだら牛乳が無くなってしまいました。すると海渡はしまじろうに向かって「ナイ」と言いました。最初は「ナ」しか聞こえなくて、何を言っているのかなと思ったのですが、もう一度「ナイ!」と言ってやっと「無い」と言っているのだと気づきました。「ああ、牛乳が無いんだね」と言うと嬉しそうに「ナイ」ともう一度言いました。多分、「無い」という言葉を聞いたのは初めてだと思います。「あった」「いっぱい」という言葉に加えて「無い」を覚えたんだね。
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