■ 2歳のお誕生日前夜 |
1998年07月20日(月) |
海渡は、昨日午後の3時半から7時半まで眠り続け、夜は元気いっぱいでした。さすがに夜遅くなっても寝てくれず、結局11時すぎに眠りましたが、今朝は6時前から起きていたようで、「おいし、おいし」と食べ物を要求しながら私をつついていました。つんつんつつかれながら「おいしおいし」の声に目が覚めて後ろを見たら、海渡がすわっていて、にこっと笑いました。「やっと起きてくれた」とでも思ったのでしょう。朝食後のウンチはやっぱりゆるかったのですが、日中は下痢もなく、元気そのものでした。鼻水も咳も無く、風邪からくる下痢なのか、食あたりなのか、よくわかりません。
今日は「海の日」です。本当なら、2年前のこの日に海渡は生まれるはずでしたが、微弱陣痛のため20日のうちに生まれず、翌日(7月21日)早朝の出産となってしまいました(惜しかったなぁ)。長男の時も微弱陣痛で、破水していたので陣痛促進剤の点滴を使用しました。長女の時は8ヶ月から逆子になってしまいましたが、二人目でもあるし、単臀位(お尻が下でうずくまっている)だったので逆子のまま出産、でもやっぱり微弱陣痛で朝から夕方まで手術台(帝王切開になってもいいように普通の分娩台ではなかった)の上で陣痛とつきあっていました。やっと生まれると思ったら、へその緒が結ばれていて(どうやら胎児(マリカだ(^^;)がうんと小さかった頃に自分でわっかになったへその緒をくぐって結んでしまったらしい)胎児が産道を通るとそれがきつく結ばれてしまう結果になって、心音が止まって、大騒動になってしまったのでした。生まれたマリカは産声をあげず、私の頭の中真っ白になってしまいましたが、幸い待機していた小児科の先生方の処置が早かったので、何事も無く無事に育っています。
3人目の海渡もやっぱり微弱陣痛でしたが、3人目にして初めて、陣痛促進剤を使わず、自然に産むことが出来ました。3人目だし、小さかったので(2396グラム)切開も無く、いきみ無し(^^;)で生まれてしまい、すっごく楽なお産でした。分娩後も一晩眠っていなかったにもかかわらず疲れもなく、歩いて病室まで帰ったっけ。その翌日、ダウン症の可能性が高いとの告知があって、天国から地獄へ真っ 逆さまとなりましたが、今となっては遠い日の出来事のようです。
2年後にこんなに可愛くなった海渡と一緒に手遊びしたり、おしゃべりしたり出来るなんて、夢にも思っていませんでした。こんなにかけがいのない、無くてはならない存在になるなんて、想像出来なかったです。今は海渡との毎日が楽しくて仕方がないし、いとおしくて仕方がありません。これから先、どんなハードルや困難が待っているか分からないけれど、楽しいことや嬉しいこともたくさんあるであろうと考えると、ワクワクしたりしてしまいます。ちょっと楽観的過ぎるかも知れませんが、これくらい明るい未来を想像してもバチは当たらないよね。
あ、12時を回った。海渡くん、2歳のお誕生日おめでとう!!
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