先月の東京国際映画祭をきっかけに少しずつ映画を観始めています。もうちょっと言えば、日本製のテレビドラマも見始めています。 そんな中、先週末ビデオに撮ってあった映画を観ました。 『ハッピー・アクシデント(幸せな偶然)』。 私は小説でも、ドラマでも、何でも、とにかく結末がわからないことに我慢ができなくて、小説なら最初を読んですぐに最後も読んでしまう。その後、安心して続きを読むタイプ。ドラマでもすでにOA済の海外ドラマだったりするとネットを探してあらすじでも視聴記でも何でもいいから読みあさって、ほっとしてからみ始めるタイプ。 もっと言えば、ストック用に買っておいた消しゴム等もしまっておく我慢ができなくて、まだ下ろさなくても使えるものがあるのに新しいものを開封してしまう。 悪いクセだ。 『ハッピー・アクシデント』。 始まりは、「人殺し」なんて単語が出てきたりして、これはゆったり観ていられない映画かしら?と思わせる。もう既に何かが起こっている最中らしい。 このお話。 運命の人を見つけに写真を辿って過去へやってきた青年と、 その青年の「僕はタイムトラベラーなんだ。未来からやってきた。」という 言葉に、信じたくても信じられなくて、信じた矢先にやはり信じられなくなることの繰り返しで疲れ果てた女の人の恋のお話。 映像がピタッと止まったり、 突然体の一部がクローズアップされたり。 久しぶりに、とても良質な映画をみせていただいた。 幸せな余韻と、映画の中の様々な矛盾が最後まで、 今でも尚、頭から離れないのはそういう感覚にさせる ステキな狙いがあったのかしら? 「愛してる」 という言葉の始まりとその信じ方のそのとある例を 見せてくれた映画。 時間って不思議だなぁ。 <参照> http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=321749
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