夏バテ気味の私であったが、名古屋駅桜通口駅前広場で行われた「名駅薪能」を観に行ってきたよ。今年は「全国学生能楽コンクール」優勝グループによるエキシビション演技も併せて行われた。 能を観るのも久しぶり。楽しみにしていたが、あまりの暑さと疲れとで、集中できず、だいぶ居眠りしてしまったよ。もったいないことしたな。 それにしても、能の舞台空間というのは、現代的視点からすれば、斬新だよな。今更ながら再確認したのは、能の舞台には大道具とかセットというようなものがほとんどないという点だ。何もない空間が一瞬にして意味ある空間に変容するわけだ。何もないのにあたかも何かがあるように感ずる。その場にいる人間(観客)が皆おなじ幻を見ているとも言える。観客が共通の幻想を見るという点は現代演劇にも言えることだが、能は特にその原始的な形態と言えるだろう。また、中世に始まった形式でもある能の舞台は、私たちを異空間に誘ってくれる。 なかなか観る機会に恵まれないが、また能楽を観てみたいな。
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