愛知県芸術劇場(小ホール)に、俳優館公演「どん底」(原作:ゴーリキー、演出:鐘下辰男)を観に行ってきた。原智彦さん(元「スーパー一座」座長)も出演されていたので観に行ってきたのだが、とても見応えのある舞台だったよ。 20世紀初頭のロシア、木賃宿を舞台に吹きだまりに暮らす貧困層の生きる哀しみを描ききったゴーリキーの戯曲が、鐘下辰男演出で見事なまでに再現されたと言っていい。ためいき、つぶやき、嘆き、怒り、悲しみ・・・、負のエネルギーがうずまく真っ只中にありながらも生きていかねばならぬ「どん底」の人々の姿が浮かび上がってくる舞台。これほどまでに感動的な舞台作品は久しぶりな気がしたな。
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