連休2日目、ホテルをチェックアウトした足で、二条城を見学。昼食を済ませてから、新幹線で名古屋に戻ってきた。 ひと休みした後で、今夜は愛知県芸術劇場(大ホール)に出掛けた。美輪明宏・主演の舞台『毛皮のマリー』を観に行ってきた。そのむかし寺山修司が美輪をイメージしながら書き下ろしたとされるこの作品だが、今回は麿赤兒(舞踏家、「大駱駝艦」主宰)、若松武(元「天井桟敷」役者)といった共演者の名前に惹かれてチケットを購入していた。よく考えてみると麿を生で観るのは今回が初めてだったが、その存在感には圧倒されるものがあった。だが、この芝居でよかったのはそれぐらいで、美輪やその相手役の新人の演技は決してよくはなく、期待を大いに裏切られた気分だ。 カーテンコールの際、客席前方のお客はスタンディングオーべーションをしていたが、どう考えてみてもそれほどの好演には思えない。「カルト宗教の集会か?」と思ってしまったよ。自称「美輪ファン」たちが結果として美輪を甘やかしてしまったところもあるのではないか。私だって美輪ファンに違いないけれども、いやファンだからこそ「よくないものはよくないのだ」と(「いいものはいい」とも)言いたい。ファンであればこそ、美輪を「裸の王様」のままにしておいてはいけないのだ。1万円以上の決して安くないチケットを買っているから、なおのこと厳しく評価しなくちゃいけないのだとも思う。
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