| 2008年08月30日(土) |
あこがれの丹後半島へ |
今年度、俺は多忙をきわめている。朝早くから夜遅くまで働いて、ついでに休日出勤も少なくない。とにかく仕事量が増え、心労も重なって、ぶっ倒れそうにもなりながら、何とか生き延びてきた。だけど、ただ生きながらえているというだけじゃ、俺は不満足なんだ。生きる意味、それは生きる喜びを感ずることにあるんじゃないかって、俺は思ってる。苦しみとか悲しみとかいったスパイスも十分効かせた、深みのある喜びとでも言うのかな。様々な感情が俺のなかを駆けめぐる。そういう意味でも多忙な昨今なのだ。 忙しさのなかにあっても、楽しむことを忘れたくはない。たまたま8月は2連休が多い。忙しくたって、無理矢理にでも旅に出てしまおう。そう思い立ったのが、約10日前。最初に思い浮かんだのが、京都とか大阪。でも、どうせならもっと非日常的な場所に行きたいと思った。京都から足を伸ばせば、あこがれの地・丹後半島があるではないか。伊根(舟の格納庫と家屋が一緒になった独特の造りの建造物「舟屋」が立ち並ぶ。重要伝統建造物群保存地区に選定されている)に、天橋立(日本三景の一つ)に、と心は千里を駆け抜ける。早速、伊根町観光協会にパンフの送付依頼をし、ガイドブックも購入し、旅に備えた。
29日早朝、沖縄辺りに台風が迫り、東海・近畿も決していい天気ではなかったが、名古屋を発って、まずは新幹線で京都まで。そこから北近畿タンゴ鉄道で天橋立駅へと向かう。途中、車窓から望む渓谷の眺めに心奪われ、しばし忘我の境地。 天橋立駅からはバスに揺られて1時間弱、伊根湾の遊覧船乗り場に到着。遊覧船に揺られながら、伊根湾の景観を楽しむ。湾内はとても穏やかで、海であることを忘れそうになる(巨大な湖のようにも思えてくる)。カモメ飛ぶ、のどかな漁師町の入江に沿って並ぶ舟屋群は壮観。常に「ほぼ床下浸水状態」とでもいうべきか、家々が海面に浮かんでいるかのようだった。 船を降り、伊根の町を散策。造り酒屋「向井酒造」に入り、地酒を試飲し、ほろ酔い気分に。この店には舟で酒を買いに来るお客もいるそうな。悩んだ末に3本選んで購入。酒屋を出て、次は高台にある道の駅へ。展望台から眺める伊根の景色は、どこかしら神々しく映った。 この日の夜は「舟屋民宿」に宿泊。対岸の舟屋を見ながらの夕食も贅沢。同宿の客とも仲良くなり、夜の海辺を散策。頬を撫でるような潮風を感じながら、ゆったりした時間の流れに身をゆだねてみる。 それにしても田舎の夜は早い。夜10時前には眠りに就いた。
明くる30日、朝食を済ませた後、天橋立(全長3.6kmの美しい砂嘴、日本三景の一つに数えられる)へと向かった。天橋立の絶景を眺められる二つの代表的なビュースポット(傘松公園、天橋立ビューランド)を順番にまわる。見るポイントによって天橋立の見え方が違うのだ。高台から眺め、高速船で海から眺め、そして、実際に天橋立を歩いてみる。やや駆け足ながら、十分に満喫し、京都経由で名古屋に戻る。 旅はアッという間だったが、それでもしっかりリフレッシュできたように思う。 まぁ、翌日からの仕事が憂鬱なことに変わりはないけどね。でも、すべてをマイナスに考えてみてもしょうがない。たまにはいいこともあるもんだし、捨てたもんじゃないだろうって思うことにしているよ。 人生はまだまだ続く・・・。
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