夏撃波[暗黒武闘戦線・歌劇派]の独白

2008年05月11日(日) <沙羅双樹ふたたび>ライブ in スローブルース

 ついに、ライブ当日を迎えた。と言っても、17時15分までは仕事(福祉関係の仕事、やってます)。語り出せばいろいろあった一日ではあったが、何とか定時を少し過ぎたあたりで切り上げることができた。途中、沙羅に車で拾ってもらい、ひとまず自宅へ。衣装に着替え、気持ちを切り替えて、星ヶ丘「スローブルース」へ。19時すぎに会場入りし、先に入っていた<めおと楽団ジキジキ>のお二人と、マスター、ママにごあいさつ。程なくして<まっちゃん&えみちゃん(withまなみちゃん)>も会場入り。軽くリハーサルも済ませ、緊張感もしだいに高まるが、それも含めて楽しもうと切り替え。

 20時すぎ、まずは<まっちゃん&えみちゃん(withまなみちゃん)>のステージが始まった。まっちゃんが歌う『てぃんさぐぬ花』(沖縄民謡)、まなみちゃんが歌う『ひとりじゃない』(下地勇)は、それぞれに雰囲気があって、とてもいい感じ。えみちゃんのピアニカもハジケた感じで、会場全体がオーバーヒート、じゃなくてヒートアップしていたよ。
 そんな盛り上がった空気のなかで、われわれ<沙羅双樹ふたたび>のステージもスタート。まず1曲目は、夏撃波ソロで、自作詩(?)『嵐を呼ぶ男〜山本秀雄のばあい〜』をミンミンにのせて朗読。これが思いのほかウケて、私自身、調子に乗った。その後<沙羅双樹ふたたび>で、『326』(たま)、『TOMORROW』(ヒートウェイヴ)、『Paint It Black』(ローリング・ストーンズ)、『誕生』(中島みゆき)の4曲演奏。タイプの違う曲で、沙羅は4曲とも違う楽器(ピアニカ、アコーディオン、ミンミン、ピアノ)を使って演奏。それから、<まっちゃん&えみちゃん(withまなみちゃん)>にも加わっていただいて、新ユニット<四面楚歌>として、『そら』『満月の夕』(いずれも、ソウルフラワーユニオン)の2曲を演奏。大いに盛り上がり、満足のゆくステージとなった。
 われわれのステージの後は、本日の大トリ・<めおと楽団ジキジキ>の登場。ギター&ヴォーカル・きよしと、アコーディオン&ピアニカ&ヴォーカル・かおるこのユニットだが、このユニットがまた凄かった。いきなり最初から客席を巻き込んで観客全員の心をがっちりとつかんでしまったところに、プロのエンターティナーの凄みを感じた。「世田谷系面白音楽」を名乗る彼らだが、ところどころに挿入される「面白でない曲」(彼らのオリジナル『千年ロマンス』『小舟』、西岡恭蔵『プカプカ』)もじっくりと聴かせるだけの高い演奏力を持ったユニットだと強く思った。いわゆる「面白音楽」では本領発揮、向かうところ敵なしの状態。『ウラワ〜』『カニとスシ』『踊らにゃシャンソン』『100円ショップ』『コレステロックンロール』『聖者の行進』、どれも文句の付けようがない。ネタとして面白いというだけでなく、音楽としての面白さ(「こんな音楽の楽しみもあるんだな〜」と目からウロコが落ちる感じ)もふんだんに盛り込まれたステージだった。ビートルズの名曲『Let It Be』と日本の叙情派フォークの名曲『なごり雪』の融合にも、大いに驚かされた。個人的には、『ホテル北津軽』(イーグルスの『Hotel Calfornia』のパロディー)が好きだったな。それと、やはりピアニカのデコ弾き(ピアニカをおでこで奏でる)はこのユニットの「お家芸」とでもいうべきか。とにかく最初から最後まで圧倒されっぱなしのステージだった。何とも不思議な感動があったね。
 すべてのステージが終わったのがおそらく23時頃。3ユニット合わせて3時間弱のステージだったが、来て下さったお客さんには<まっちゃん&えみちゃん(withまなみちゃん)><沙羅双樹ふたたび><めおと楽団ジキジキ>のすべてのステージを十分に楽しんでいただけたものと確信している。お客さんのお一人は「頭の先から尻尾までアンコがぎっしり詰まっていた感じで、凄くよかった」と言ってくださった。多少のリップサービスはあるにしても、お客さんの多くに楽しんでいただけたことに間違いはなさそうだ。
 われわれ<沙羅双樹ふたたび>にしても、(もちろん反省点は多いが)今のわれわれの力を出し切れたというか、燃焼しつくしたという満足感が残るライブであったと思う。
 今日のステージの共演者<めおと楽団ジキジキ><まっちゃん&えみちゃ(withまなみちゃん)>の皆さん、今回の機会をつくってくださった<スローブルース>のマスター&ママ、そして何より来てくださった観客の皆様方には、感謝の気持ちでいっぱい。この場をお借りして、ありがとうございました。


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