今日は、夕方から<まっちゃん&えみちゃん>と<沙羅双樹ふたたび>の合同練習(2回目)があったのだが、午後に以前より予定していた観劇(原智彦・作・演出・主演<人喰サーカス>、鶴舞「K.D.Japon」にて公演中)に出掛けた。時間的に余裕がないのがわかっていたので、沙羅の車で鶴舞まで早めの移動。駐車場に車を駐めてから開演時間までしばしの時間があったため、鶴舞公園を散策。散策中に公園内で行われていたイベントに遭遇。アカペラ・グループが15分くらいの枠で順番に歌を披露しているところだった。で、3組くらいの「演奏」を聴いたのだが、それぞれに鑑賞に堪えうるだけのパフォーマンスを展開しており、十分に楽しめる内容だった。
頃合いを見計らって「K.D.Japon」まで移動。<人喰サーカス>を観劇。これが、すごくすごくよかった。音楽だけをとってみても、主題歌を知久寿焼(ex.たま)が担当し、挿入歌にどんとの『夢の島』(原さんとどんととの間に交流があったのは初めて知ったのだが)が用いられ、劇中では黒田かなで(ex.シノノメソラ)がバイオリンの生演奏を行うといった贅沢な内容。ところどころでTEMPEI(ラスベガス世界ジャグリング大会にて、銀メダル獲得)がジャグリングで絡み、こちらもなかなかの見物であった。そして、何より芝居の中味。次々とリズムよく繰り出されるイメージの洪水。どことなく寺山修司の表現世界を彷彿させた。 印象的なシーンの連続で飽きるところがなかったが、いちばん驚いたのは次のようなシーンだ。芝居の途中でいきなり舞台奧が開いたかと思うと、昼間の光が射し込んで、そこにタクシー(正真正銘ホンモノのタクシーだ)が横付けされた。役者がそれに乗り込んで去っていくのだが、気持ちよく裏切られた感じで、思わず声を立てて笑ってしまった。非日常的な演劇空間のなかにいきなり日常世界が入り込んできて、妙なおかしさが込み上げてきたのだ。一本取られた、と思ったね。 原作品は、『姥捨』『北斎とお栄』に続く3作目。早くも4作目が待ち遠しく感じられる。これでますますつまらない芝居は観られなくなったし、表現者の端くれとして自分自身もつまらぬことはできなくなったと思った。
最後に、合同練習のことに触れておこう。<まっちゃん&えみちゃん>と<沙羅双樹ふたたび>の合同練習は、今回で2回目。初回に比べるとだいぶ形ができてきた感じ。5月に入ってからもう一度、最終確認をして当日を迎えるという段取りだ。となると、あとは<沙羅双樹ふたたび>としてのステージをいかに作っていくのかが問われることになる。デュオでの練習はまだまだ不十分なので、これからしっかりと仕上げて本番を迎えたいと思う。
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