| 2006年09月25日(月) |
河野義行さんの次女が語る |
コンビニで『週刊現代』の最新号を立ち読みしていたら、<タイのバンコクで人気タレントになった、河野義行さんの次女が語る「麻原死刑判決」>という見出しが目に入った。気になって購入し、記事を読んだ。
河野真紀さん。彼女は、「松本サリン事件」被害者でありながら犯人扱いされた河野義行さんの次女である。事件当時、中学生だった彼女は、現在タイでタレント活動をしているという。その彼女が、先日の「麻原死刑判決」について、『週刊現代』の取材に答えている。要約すれば、おおよそ以下の通りである。
麻原被告に対して、怒りという感情はありません。 今でもあんなことが起こらなければって考えること もありますけど、私は現実を受け入れています。 ただ今回の裁判で悔やまれることは、麻原被告自 身の口から真実が語られなかったことです。このま ま死刑が執行されたら、すべてがわからないまま強 制的に終わらされてしまいます。
河野真紀さんの発するひとことひとことが、胸に強く響いてくるようだ。 真紀さんも語っていたように、真相が明らかにされることなく、事件の幕引きがなされてしまうということは、事件の被害者にとって、受け入れがたいことではないだろうか。だが、司法の場で十分に審理が尽くされたとも到底思えない。 日本社会を震撼させた一連の「オウム事件」については、表層をなぞるだけで、その背後にある問題を探り当てることもなく、このまま人々の間から忘れ去られていくのではないか。「麻原憎し」だけでは語り尽くせぬ真実があるのではないか。そんなことを大いに考えさせられた。
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