重松清の同名小説をSABUが映画化。 「沖」と「浜」という対立する二つの地域が存在する、西日本のとある干拓地。「浜」に住む少年シュウジは、兄が起こした放火事件から家族離散を余儀なくされ、過酷な運命に翻弄される。孤独と絶望のなかで、シュウジは「人とつながりたい」と切に願うのだが・・・。 現代を生きる少年の繊細さ、危うさが描かれたこの作品、どことなく、中上健司の小説をも思わせる。映画もさることながら、原作がとてもいい。