夏撃波[暗黒武闘戦線・歌劇派]の独白

2005年11月18日(金) 映画『ヴェニスの商人』

 シェイクスピアの代表的戯曲のひとつ、『ヴェニスの商人』が映画化された。原作にほぼ忠実な形で映像化されていたが、差別に対する視点が強く盛り込まれていた。ユダヤ人高利貸しのシャイロックを演じたアル・パチーノの名演が光っていた。
 いわゆる「人肉裁判」を軸に、ロマンチックなラブストーリーが絡みながら、重層的にストーリーが展開する。そして、背後にある人種差別の現実が浮き彫りにされる(シェークスピアが差別問題にどこまで自覚的だったのかはわからないが)。それから、世界の名作と言われるこの戯曲だが、実はとてもとても荒唐無稽なストーリー。だけど、それは大したことではない。その面白さは格別だから。シェークスピア作品には妙に説得力がある。そのマジックの秘密を解き明かしたいものである。


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