| 2005年09月10日(土) |
能「隅田川」&オペラ「カーリュウ・リヴァー」 |
能の代表的な演目のひとつ「隅田川」と、20世紀のイギリスを代表する作曲家B・ブリテンのオペラ「カーリュウ・リバー」が上演される、というので、豊田市コンサートホールまで出かけて行った。 「墨田川」は、狂女が生き別れた我が子を探し求めて京から東国まで旅を続け、隅田川を舞台に織りなす悲しい母の愛の物語。シテ(「狂女」役)を、梅若六郎が演じた。途中、心地よく寝てしまった私だが、決してつまらなかったわけではない。能面をつけているということは、面に<表情>を浮かび上がらせなくてはならないということであり、身体と声とで<表情>をつくらなくてはならないということでもある。それは演劇の本質的な部分ではあるが、思いのほか難しいことでもある。子を失った母の悲しみ、世の無常といったテーマが、梅若六郎の身体によって十二分に表現されていたように思う。 休憩をはさんで「カーリュウ・リバー」を観た。こちらは、約50年前にブリテンが来日中に能の「隅田川」を観ていたく感動し、そののち「隅田川」をモチーフに書かれたオペラ(ちなみに、50年前に上演された「隅田川」において子役を演じたのが、今日の梅若六郎)。「隅田川」のストーリーを、ヨーロッパに舞台を移し替えたオペラ「カーリュウ・リバー」。能とはひと味違うが、こちらも興味深く観劇した。
さて、観劇の後、名古屋に戻り、こんどは市内の貸スタジオにてデュオ(ピアノ&ギター)の練習。練習時間は瞬く間に過ぎたが、なかなか刺激的な1時間だった。
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