今日24日は、私の誕生日であり(39歳になりました)、ボブ・ディランの誕生日でもあります。ボブ・ディランは好きなアーティストのひとりですが、彼の初期の代表曲『風に吹かれて』からインスピレーションを得て1年前に作った詩があります。『五月の風に吹かれて』という題名のその詩を披露しましょう。ちなみに、この詩のなかにボブ・ディラン作の曲名も多く盛り込まれています。
独裁政権打倒を旗印にかかげ 連合国軍が空爆を開始したのが一年前 その一ヶ月後 恐怖の大王はこの国を追われ 民衆の上に 平和がもたらされたかに思われたのだが・・・
連合国軍は解放軍などでは決してなかった 傀儡政権をでっち上げ 占領軍として実権を握り この国に君臨する 反対勢力を弾圧し 新たな闘いの火種をつくり出した
まだあどけなさの残る北国の少女は 自らと自らが愛する者のために 銃をとって闘った そのつぶらな瞳は 戦火に逃げまどう民衆の姿を 見張り塔からずっと 見つめ続けている
地平線の彼方に突如現れた敵軍の兵士 しがない歩兵たちの群れ 転がる石のように 地を這い 死の行軍を続けている そこに戦争の親玉の姿はない
けれども 夜になれば 武器商人が暗躍し 兵士たちの生き血をすすることだろう
五月の風が 硝煙のきな臭い匂いを運んでくる 荒廃した大地が 再びよみがえる日はやってくるのか
聖者ジンマーマンは言う 「五月の風のなかで 私たちは生まれ変わるのだ かわる、かわるよ、時代は変わる 自由の鐘が打ち鳴らされ そのうち ミスター・タンブリンマンがやってくるさ」と
そして 再び悲しい目をして 聖者ジンマーマンは続けて歌う 「どれだけ空を見上げれば 人には空が見えるの どれだけ多くの耳を持てば 人々の嘆きがきこえるの どれだけ多くの死者が出れば 多すぎる人々の死がわかるの その答は風のなかに 風が知っている・・・」
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