寄席という場所に一度行ってみたいと思っていたが、新宿末広亭に行って来たぜ。いまどきの「お笑い」というのにはあまり興味はないが(とか言いつつ「爆笑問題」が好きだったりするんだけどね)、「落語」にはちょっと興味があって、生で観たかったんだよね。で、これが面白かった。なんか寄席全体の空気(舞台と客席との「間」も含めて)ということもあるとは思うんだけど、お腹の底から笑えたんだ。桂米丸、ヨネスケ、春風亭昇太から無名の落語家・漫談家、手品師の北見マキといった面々がわずかな持ち時間のなかで目一杯の芸を披露してくれた。芸能生活80年という玉川スミさん(三味線漫談家)も自慢のノドを披露した。 「芸の力」ということをちょっと考えたね。「芸」がある人っていうのはつまりは「間」がいいんだよね。「間」などというものは日本的な感性のようでもありながら、実は普遍的なもののようにも思えるんだよね(とは言っても、「話芸」となると「言語の壁」は大きいとも思うんだけど)。「間」なんていうものは決してマニュアル化できないものだろうし、それだけ奧が深いんだと思うよ。だからこそ奥義を究めることができたら素晴らしいだろうね。清々しい気分で、末広亭をあとにしたよ。
で、新宿から鈍行を乗り継いで甲府まで行き、父の迎えで郷里に帰った。
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