| 2003年08月29日(金) |
映画ってホント素晴らしいですね! |
今日は、映画を2本(?)観てきた。ひとつはアメリカのドキュメンタリー映画『デブラ・ウィンガーを探して』(矢場町・ヘラルドシネプラザ)、もうひとつは山村浩二監督による短編アニメ集(今池・シネマテーク)。
前者は、自らも映画女優であるロザンナ・アークェット監督が同業の女優へのインタビューを通じて、ハリウッドの風潮(「女優の場合、40歳代を迎えると突然お払い箱になってしまう」)や、家庭と仕事の両立とか今後の生き方などの悩みを抱えながらも力強く生きようとする女優の生きざまをとらえている。映画女優は一方において憧れの的であり特異な存在ではあるが、他方でごく普通の女性が持つのと同様な悩みを抱えながら生きている。「若さ」に高い価値を求める社会にあって、特に40歳代を迎えた女性は生きづらさを感じずにはいられない。 そこでは、女性に向けられる社会のまなざしが浮き彫りにされるが、同時に社会が個人というものをどのように見ているのかという点にも気づかされる。男性=加害者、女性=被害者という構図は一面においては紛れもない真実ではあるが、一方で加害者と被害者の関係というものは決して固定的なものではなく、加害者であったはずの男性が被害者に「転落」することだってあるし、女性の間だけでも加害・被害の関係が存在したりもする。つまり、何を言いたいかって言うと、「女性問題」と思われていることが、実は男性にとっても本来は切実な問題ではないかってこと。 性別の違い、年齢の違い、「民族」「国籍」等の違い、障害の有無、などと人間は一人ひとり違い、そのことこそが素晴らしいことなのだ。そうした価値観を共有できたなら、素晴らしい世界が生まれるに違いないのだが・・・。なかなか壮大なテーマに行き着いてしまったようだ。
ヤマムラ・アニメーションにも触れておこう。宮崎駿監督の登場により日本のアニメの歴史が大きく変わったことに違いはないが(今年、『千と千尋の神隠し』がアカデミー賞・長編アニメ部門の栄光に輝いた)、その陰に隠れてしまった山村浩二監督の活躍を見逃してはならない(『頭山』が今年のアカデミー賞・短編部門にノミネートされた)。多彩なアニメ技法と意表を突く展開で観る者をヤマムラ・ワールドに引きずり込んでしまう。一つひとつの作品が数分で完結するのだが、短いなかにぎっしりと詰まった中味は十分に味わい深く、満足のいく内容である。宮崎アニメの素晴らしさは今更言うまでもないが、それとはまた別の才能が日本アニメ界に存在することを認識したのであった。 うまく言い表せなくてもどかしいのだが、初めて寺山修司の映画作品に出会ったときの鮮烈な印象、それに似た感動を味わった。おわかりかな? ますますわからなかったりして。まあ、ぜひ観てみてよ。
と映画三昧の一日だったが、明日はミュージカル『ウェスト・サイド・ストーリー』を観に行って、夜はライブを観に行くぜ。 で、明後日はまたお仕事。いやいや、今は楽しいことだけかんがえようっと。 では、さよなら、さよなら、さよなら。
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