| 2002年04月02日(火) |
毎年この時期には・・・ |
この時期になると、俺はエヌ・エイチ・ケーの外国語講座を、何かやろうかなって必ず思うんだけど、これまでのところモノになったためしがない。単に三日坊主と言ってしまえばそれまでだが、ちょっと言い訳させてほしい(ホントに言い訳でしかない)。 まず、英語。「世界共通語」的地位を手中に入れようとしているこの言語。俺って結構あまのじゃくなんで、それだけでもかなり気にいらねえんだ。じゃあ、他はどうかって言うと、スペインもフランスも植民地を拡大していく中でその言語が伝播していったわけで、その過程では先住民の言語も文化も破壊されていったわけだ。人々の誇りを踏みにじる形で広められた言語、という歴史的側面はどうしてもある。ロシアにしろ、中国にしろ領土を拡大していく過程で他民族を蹂躙していったことに違いはない。もっと言えば、日本語だって方言(豊かな生活言語)を軽視した結果、地域固有の文化を失わせた歴史を負ってやしないだろうか。そんなこと(余計なことかもしれないが)を思うと、外国語を覚えようという気持ちは萎えていきそうだ。 関係性のあり方によっては、例えばいわゆる共通語よりも方言のほうがコミュニケーションをとるのに適した場合も多いであろう。その地域、あるいはその生活に根ざした言語があり、文化がある。もちろん、他の文化と交わるなかで、相互に活性化し、そこに新たな文化がもたらされることもあろう。詰まるところ、個々人の関係性の一点に収斂されるのではなかろうか。 俺、こんなふうに話しながら、実は演劇に関係することしゃべってるつもりなんだ。わかるかな。 まあいいさ、じゃあな。おやすみ。
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