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■ 星に願いを ■ ７月７日。 織り姫と彦星が年に一度出会う日。 あたしは誰と出会っただろう。 来年の今日は何してるんだろう。 またこうして日記を書いているだろうか。 其れとも、違う何かに熱中してるだろうか。 其れとも、もうこの世には居ないだろうか。 来年の約束。 先の事なんか判らないと、言い続けてきたあたし。 来年の事なんて判らない。 来年の自分。 五年先の自分。 壱拾年先の自分。 考えた所で、成るようにしか成らないモノ。 人生に於いて、分岐点に立つことが何度もある。 其の度に一番良いと思われる事を選択しているつもりだけど、 本当に此れで良かったものかと、考えない訳でも無い。 今、あたしは岐路に立っている。 自分の選択が正しいか間違いかはまだ判らない。 只、何もせずに指を咥えるのがイヤなだけ。 後悔すると云う事は、思い描いたようにならなかった場合だったり、 以前よりも不幸な状況になった場合だったりする訳で、 自分の選択が間違いないものだと信じたいからこそ、 あたしはより先を進む。 明日はきっといい日になるように。 今日よりもいい日になるように。 |
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