今日、出身高校の卒業式に来賓として出席してきました。 お決まりパターンの式を淡々と過ごしたわけですが、 あらためて感じた事もいくつかありました。 ひとつは、意外といい校歌だった事。通学していた頃は 覚える気にもならなかったのですが、今日聞いてみて、いい歌詞と リズムだった事に気づきました。 もうひとつは、今大変な経済状況の中で、書店には沢山の成功への ノウハウ本のようなものが溢れていますが、校訓・教育方針というものが 実に的を得ている事。私は工業高校だったのですが、 今の社会で求められている人材と実にマッチしていました。 経済、社会状況は変わり、発展しても、変わりない社会人の理想像は 同じなんですね。問題は、わかっていても崩壊しているモラルや大人として の責任感のようなものの弱さがもろに表れているという事でしょうか? 今や事業分野だけでなく、子育てまでもが一種の外注化的な発想になって いると思います。大人の背中は、昔の大人に比べて小さくなっている。 高校生の門出にあらためて自分の背中がどう見えているのか考えてしまいます。
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