†アイスル日記† ---MILET
イチランカコミライ

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2002年06月11日(火) 早起きは三文の…。
早朝。
布団の中で寝ている私に、彼がそっと近づいてくる。
優しい声で、私のことを呼び、喉の奥で小さな音をたてる。
それはあまりにも遠慮がちで、微かな声だ。
私は気がつかない振りをして、寝返りを打った。
彼は私の髪を鼻先でかき上げる。
そして…
露わになった私の耳たぶに、彼は優しく歯を立てるのである。


…朝、四時半。
こうして私は起こされる。
彼は規則正しい生活を好むので、その時間に朝食を欲するのだ。
私は眠い目をこすりながら、彼に朝食を作って差し出す。
そして、悪いと思いながらも自分だけ寝床に戻るのだ。


彼…我が家の陛下こと黒猫TITAN2世。

…朝から元気である。

さて。
今日は借金(笑)を返しに行った。
私は3年間、日本育英会という団体にお金を借りて、就学していたことがあるのだ。
この基金、よく奨学金と言われるけれど、実際には「学資ローン」みたいなものである。まぁ、お金を返さなくても良い方法もあるらしいが…
私はお金を返さねばならないのだ。
しかも、滞納していて…滞納金が(汗)
本来なら、年末に四万円ほど返せばいいだけなのだが、滞納金も含めて返済しているので毎月ちょっとずつ、返納しているわけ。
で、不真面目ながらも返済を続けている私に、ある日電話がかかってきた。
「早く返して貰えませんかね?」
とでも言いたげな、そんな内容のしかも「脅しが入った」電話だった。
少額ずつでも返しているので、そこまで言われる筋合いはない。
それでもOKな、そーいうシステムなんだもん。本来、育英会って。
それなのに、
「困る」
だの
「裁判に訴える」
だの、言ってきた。
それでも私は
「これ以上、増額返済は出来ません」
と突っぱねた。
いや、言ってることは相手が間違ってるんだから、強気に出るわけよ、ここは。
最後の方には
「いまは普通の事務課で対応しているが、そう言うのなら裁判を起こせる督促係りに回します」
とか言って、脅してきた。
勿論、私は一歩も引かなかった。
「そういわれても、無理です」
で、相手は電話を切ったわけだが…
はた、と私は思いだした。
確か新聞やニュースで「育英会存続の危機」みたいな記事を目にした。
どうやら自分たちの身が危険になってきたので、出来るだけ債権処理をしておこう、と思ったらしい。
私は少額ずつとはいえ、きっちり(?)返納しているから、育英会のシステム上も裁判になれば相手が困るだけなのだが、きっと脅せば繰り上げ返納してもらえるとでも思っていたのだろう。
そうは行くか。
…いや、行かない。(笑)お金あったら、一括返納してるってば。
聞いた話ではあるが、借り逃げする連中が後を絶たないらしい。

借りたものは、きちっと返しましょう。


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