ラーゼフォン

今日レンタル屋さんでビデオ安い日だったので、3本も借りちゃいました。うち一本は劇場版のラーゼフォン。
杏さんの所のチャットしてる時に、結構皆さんご覧になってたテレビアニメですね。私は見てなかったのですが、何か漫画も一本借りようと思って眺めてたらあったので借りちゃいました。さすがにテレビ版は何巻もあって見ないかもと思ったので劇場版(笑)

結論から言いますと・・・・




すっごい面白かった!
どうしても嫌というか納得いかないところが一つあったけど。


チャットしてた時もエヴァのパクリだのなんだの言われてて、確かにそういう雰囲気が多々見受けられ・・・つーかまんまやんけ!と突っ込みたくなる所もあったのですが、見事なまでなストーリー展開にすごく楽しく見ることが出来ました。
普通の映画より長いのでしょうか。途中でまだ終わんないの?という(嫌なのではなくて大丈夫?って気持ちで)ハラハラ見てたのですが、最後も爽やか☆後味すっきりな感じでした。
おすすめです。
キャラデザ山田章博なんでしょうか。ビデオの絵は山田章博でした。これもまた素敵。

最後に製作者による映画の舞台挨拶も入ってて見てたんですが
「完全に少女漫画」
というような事を監督が仰ってました。
確かに。

少女漫画気質の為に、この作品に一つ、どうしても納得で気ないことがある。
以下に書きますが完全にネタバレですのでご注意ください。

















問題は一つ。恋愛部分についてです。

主人公とヒロインは時間の流れが別のところに居た為、同級生だったのには主人公は17歳、ヒロインは30前後になってしまってました。
ヒロインは主人公を元カレだと知ってたんだけど、主人公はヒロインが大人になってるので気付かないのです。それでも主人公はヒロインに会いたい会いたいと、(もう会ってるのに)思い続けてた。
主人公は女友達に好かれていても、ヒロインを好きだから手を出さなかったという描写があるのだけど、その直後大人になったヒロインと主人公は結ばれます。まだヒロインがかつての彼女だと気付いていないのに。
この後ヒロインがかつての彼女だと知るのですが、その時びっくりしてるんですね。じゃあなんで主人公はヒロインを抱いたんでしょう。(好きじゃなくても抱けるというのは、女友達に手を出さなかったので、この主人公は当てはまらないと考える)その時はかつての彼女よりヒロインの方が良かったという事になると思います。それはオッケーです。非常に人間的!

このアニメは強い愛を主人公とヒロインに強いています。なのに主人公は(結果的には前の彼女だったのですが)その時はかつての彼女と知らないまま寝てしまうのです。これはおかしい。

しかもヒロインに対しては異常な程です。
主人公は3年間ヒロインを思い続けてますが、ヒロインには15年前後です。主人公の3年はともかく、15年なんてよっぽどのことがない限り想い続けるのは不可能でしょう。しかも14歳程の時の恋愛を30にもなって引きずっているのはよほどの事です。(どうやらその間別の人と付き合ってもいないようだ。苗字が変わっていたのでてっきり結婚しちゃったのかと思いきや、親が再婚だそうで 笑)
なのに映画中にはその『よほどの事』は全く描かれていません。テレビ版はどうか知らないのですが、映画版は普通の中学生の恋愛しか描かれていません。なんでヒロインがここまで主人公を想い続けていたのかさっぱり分かりません。感情移入のしようがありません。ヒロインがショタコンの大人にしか見えませんでした。

映画は限られた時間で話を詰め込まないといけないってのは分かるんですが、たいした理由もなく15年も思い続けれるなんてありえないし、ヒロインが特別そういう義理堅い人間にも描かれていない。それに昔好きな人でも10歳も年の差が出てしまったら、以前と同じ恋愛感情が持てるとは思えない。だからどうしてヒロインがそこまで主人公に惹かれるのかを描いてほしかったのです。
以上!長いなオイ。
2004年02月24日(火)

トジルの日記 / トジル

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