NHKの新選組特番

今日の七時半からやってたやつ。
あれ、再放送ですかね。年末に最後のほうだけ見た部分が、時間の終わりごろにやってたので多分そうです。

「最近ブームの新選組について、若い人とお話しましょう」みたいなテーマで、沢山の若者とコメンテーター達との番組だったのですが、死ぬほど面白くありませんでした。

本当にスタジオに集まっていた若者の話が非常に変で(まともな人も沢山いたけど、アホな話する人が浮いててあんまり印象に残らなかった)
「新選組」では沖田が好きといいながらも具体的にどこが好きかという話になると、全部漫画の中の話をしだす若者。新選組は「どんどん進んでいくから好き」(←鎖幕攘夷で時代に留まろうとしたのに?)「未来のために戦っていたから好き」(←会津様への忠義の為とか、お金の為とか隊士それぞれ違うだろうけど、未来の為って事はないだろ・・・)と言う若者。こ、これは一体なに???それは新選組か?

私も当然新選組のフィクションの作品は大好きですが、別にあれが新選組だとは思っていません。つか、普通はそうなんではないでしょうかね?
ですがNHKに出演していた「新選組好き」の若者はどうもそれがゴチャゴチャになっているような気がしました。

私もまだ新選組好き好き暦2ヶ月つーペーペー極まりない人間ですが、この若者達が求めている新選組て、全く史実ではなく漫画や彼ら彼女らの妄想の塊では・・・と呆然と見ていたのですが、江川紹子でしたっけ?女性のコメンテーターがこう言ってました。

「別に史実(の新選組)を求めているわけではなくて(以下失念)」
確か、イメージから生み出されたものを好きなんだねみたいな事を言ってて、(でも途中から爪塗りながら見てたからはっきり覚えていません)その通りだと思いました。別に新選組でなくても良いっていう印象を受けました。

余談ですが、「風光る」という漫画を布教のために買ってるのですが、これも思いっきり「新選組でなくても良い」漫画だなぁと。皆が優しくて仲良くて・・・・、でもどうにもならない悲劇が〜・・・って。

私の知ってる史実なんてまだ少しだけど、全然彼らと好きな対象が別だなって思いました。

勿論、私と同じような意見の人もいましたし、意外で面白い意見を言ってる方もいました。人それぞれなんですよね。ですが、あまりに酷い番組でした。
幕末研究してる外人さんとかラサール石井さんとか、よう話してんなぁってぐらいかみ合ってない話を展開する若者。

NHKはこの番組を誰に見てもらいたかったんだろう。
少なくとも新選組好きの私ら世代の人間に見て欲しかったんではないと思う。小中学生ぐらい向けだったのかな。
2004年01月10日(土)

トジルの日記 / トジル

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