映画鑑賞日記
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ビューティフル・マインド 2002年04月24日(水)

ストーリー
独創的な着想を探し求める数学者の卵ナッシュは大学院で革新的な理論を発表。ある日、彼の前に国防省の諜報員が出現。極秘の暗号解読を命じられたナッシュは、危険な日々の中で心を病んでいく。そんな彼を妻アリシアは懸命に支え続け……。

感想
 スパイ映画だと思った。
 スパイは暗号解読に成功して、敵国に終われる話かと思った。
ま、ストーリーはみてのお楽しみ。でも、ここに描かれる愛を一つのテーマにしたこの物語は、心にかなり響いた。表面上にとらわれないとはこういうことをいうんだろうなと思った。自分の中では感動ものとかではなかったけど、心にずしりと響く作品でした。音楽もグット。

↓これより下ネタばれ。(&見てからじゃないとなに言ってるか分からない)

精神病だったなんて…。かなり、だまされました。でも、天才って言うのはああなのかもしれない。でも、精神病もあそこまでいくと怖いですね。なんかそんじょそこらのホラーより全然怖かったです。もし、自分が生活してる中で、存在していると思っていたものが突然存在しなくなったらと思うともう生きてる心地がしませんね。ナッシュが精神病院で、腕に埋め込まれたと幻覚しているチップを取り出そうとして血まみれになっている姿は、マジで怖かった。でも、かれがそれでも社会に復帰していくときの妻の支えがより一層心に響く構成になっていて納得。あの状況においても、夫を信頼し、そばで支えてくれる…。これが愛なんだな、ってかなり納得。こういう人にめぐり合いたいものです。
 ってこの人経済原論で習った「ナッシュ均衡」を考え出した人の伝記がもとになってるのね。これまたびっくりしたよ。


総評 ★★★★☆
内容 ★★★★☆
音楽 ★★★★★
映像 ★★★☆☆

上映時間 136分
公開日 公開中
製作年度 2001年
製作国 米
配給会社 UIP
監督 ロン・ハワード
製作 ロン・ハワード/カレン・キヒラ/トッド・ハロウェル/ブライアン・グレイザー
原作 シルビア・ネイサー
音楽ジェームズ・ホーナー
出演 ラッセル・クロウ/J・コネリー/エド・ハリス/クリストファー・プラマー/ジャド・ハーシュ/ポール・ベタニー/アダム・ゴールドバーグ

見た映画館 立川シネマCITY 6階
公式WEBサイト
http://www.uipjapan.com/beautifulmind/


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