あの日を境に始まった苦痛 それは 彼にもそして私にも始まったのだ あの日 あの場所に なぜいなきゃならなかったというのだろうか・・・ 今もって不思議 まったく別の場所にいて ちょうど携帯にでも誰からがアクセスしてくれていたら こんなひどい目には遭わずにすんだかもしれない しかし 運命というものは えてしてこういうものだろう 思いがけない出来事の連続の中を私たちは実はかいくぐって生きている そうなんだろうなぁ〜っと考えられるまでに 今日までかかった おもえばながぁ〜い 42日間だったろう 彼は別途に括り付けられたまま 手足の自由を奪われて わたしは仕事と病院通いに明け暮れて・・・・ しかし ひとつだけいえることは なにも変わらないということ 人は以外と暖かい存在でえあるという事実に出会えたこと 思いがけない親切を受けると自分もいつかこういう人になりたい いやならねばならぬと考えられるようになってくるものだ 日ごろ親しくしていたはずの人が 実際には冷たかったり なにかを求めてはいないのに・・・・ ふと 寂しく感じるのは間違いなのだろうか・・・・ あれから いつまで続くかわからぬ坂道を わたしはきょうもとぼとぼと上っていくのです それでものぼろうと思う気持ちとその力が残されていることに 感謝をわすれることのないように 頑張ってみようとおもいます
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