今宵もほろ酔い気分で
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2003年10月15日(水) 携帯電話

事情があり母に携帯電話をもってもらうことになりました。

F672iという機種で文字が大きく見やすくて液晶パネルの下にボタンが3つあり、よく使う番号をそこに登録できます。1が自宅、2が私の携帯、3が夫の携帯。この3つがあればとにかく何があっても連絡はOK

私は仕事の関係でよほどのことがない限り電話には出られないので、母が私に用事があるときは携帯に伝言を入れてもらい、それに対して私がメールで返信するという使い方をしています。母が携帯をもったおかげで私もずいぶん自宅と連絡が取りやすくなりました。たとえそれが

 「今日 何食べたい?」

という内容であっても(^^;

こういう形で使っていたのですが、携帯電話に慣れてくると今度はどうやらメールに興味をもったようです。そこで娘が先生になって母にメールの入力や送信方法などを教えます。が、昭和(かろうじて)2桁世代。筆は持てても機械は苦手のようで、1度教えてすぐ使えるというわけにはいきません(そりゃそ〜だ)

ところで、F672iという機種はリモート機能付で、画面を見ながら操作すると、あらあら不思議、あっというまにメール送信できちゃった!になるハズなんですが、どうも母はそれがお気に召さないらしい。というのも、ひとつのボタンが、時には返信になり、ときには別の指示になるという、そのときによって用途が変わってしまったりするからです。これじゃ迷うわね。というわけで私にメールを送るときは常に返信機能を使って送るように練習をしてもらいました。

メール
1通目「ばんごはん」
2通目「こんばんわ」
3通目「おい」
と続きまして、このあとに漢字変換を練習してもらいまいた。
4通目「秋」
5通目「海」
6通目「君」
7通目「秋」・・ 
と延々20通続きます。送信の仕方、また入力と変換に慣れてきたようなので、今日はこのへんで。

さて、次の朝目を覚ますと、珍しく携帯にメールが届いています。覗いてみると

送信者:母 5:01
1通目「冬」
2通目「川」
3通目「杉」
4通目「夏」・・
と延々11通(^^;;目が覚めてさっそくまたメール送信を試してみたようです。

その日私は休日で、用事があるという母を送っていき、「おわったら電話ちょうだいね〜」と言い置いてきたのですが2時間後、母から

「むかえにきて」

とメールが届いたときは、ほんとに感激しました。
おぉ こういうときにちゃんと連絡出せるようになったんだぁ(^^*

さっそく私も「すぐいくからね〜、10分ぐらいで着くから外で待っててね」と返信し迎えに行ったんですがその場所についても母がおりません。しかたなく車を駐車して屋内に入っていったら、携帯電話を操作している母の姿がありました。

「迎えに来たけど〜、何してんの?」 

「あ、今なんか鳴ったんだけど、なんとせばいい?」

メール送信を覚えたら、今度はメールの開き方を忘れたらしいヾ(^^;;;

      ☆       ☆

今でもたまに 思い出したように母からメールが届きます。
「東西南北」 「山紫水明」 「正々堂々」 「油断大敵」 ・・・

四字熟語にレベルアップしてます。


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