長いお別れ
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2002年02月17日(日) 孤独

私が思っているほど、私は情けなくは無いのかもしれないけれど、
うんと子供の頃になりたかった私には程遠いようだ。

なけなしのお金を持って、ふらふらする日々を始めた。
私がいてもいなくても、世の中はきちんとまわる。
ほんの少し、迷惑や面倒をかけているけれど。
良心や自尊心が痛むなら、今すぐもとの位置に帰れば良い。
叱られても見捨てられていても、謝ってしまえば済むことのほうが多い。

いつも思う。今日は電話しようかと。

受話器を持って考える。
今帰って、何がかわるんだろう。
寝る場所や食事に不安にならないところができるかもしれない?
笑って仕事をこなしていけるかもしれない?
私の内面は何も変わっていないのに?

いまはっきりと実感していることは、自由と孤独は違うということだ。
私は、捨てて逃げ出してきたものから、捨てられている。
自由になったわけじゃない。よりいっそう孤独になっただけだ。

死にたいという強い情熱は今の私には無い。
でも、死んでしまっても後悔はしないと思う。


志乃 |MAIL

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