十夜一夜...Marizo

 

 

まとめて読了記録 - 2010年08月20日(金)

★★★ お奨めの一冊  ★★ フトュー  ★ ブックオフへ


『 羆撃ち 』 ★★★



著者 :久保 俊治
出版社:小学館
定価 :1785円

<メモ>

日本で唯一の羆ハンターである久保さん。
しかしどちらかというと「大草原のみゆきちゃん」(注1)の
お父さんと言うほうが(道民には)わかりやすいかも。
猟犬フチとの交流が「いぬばか」ではないはずの私の心を揺さぶる。
仕留めた動物の解体作業は非常にわかり易く現実的(当たり前)で
なおかつ美味しそうで、知り合いはこの本を読んで
「猟師になりたい」と心から思ったそうだ。

(注1 1986年に北海道放送で製作、放映された
    知床の大自然に生きる父と娘の感動のドキュメンタリー)



『 天地明察 』 ★★★



著作 :冲方 丁(うぶかた とう)
出版社:角川書店
定価 :1890円

<メモ>

第七回本屋大賞第一位の作品。
久々に何度も何度も読み返したくなる本に出会った。
時は江戸時代。徳川の天下泰平が始まりつつある頃のお話。
主人公の「渋川春海」はもちろんのこと
それを取り巻く、解答さんこと関、えん、建部、伊藤
道策、算知、徳川光圀、保科正之、酒井忠清ら、脇役メンバーの
個性豊かさが素晴らしい。






『 散るぞ悲しき 』 ★★★



著作 :梯 久美子
出版社:新潮文庫
定価 :500円

<メモ>
第37回大宅壮一賞を受賞した一冊。
太平洋戦争時の硫黄島総指揮官である
「栗林忠道中将」の実像を追ったノンフィクション。


終戦間際に硫黄島派兵のために応召されたのは
三十代、四十代のすでに家族を持つ者か、年若い兵士たち。
この硫黄島が敵の手に落ちれば、愛する家族が住む
本土空襲は免れない。
そのために、そのために、
勝つためではなく、愛する家族のために死力を尽くして
戦った二万人の、その思いにあらためて合掌。


『 鷲と虎 』 ★★

著作 :佐々木 譲
出版社:角川文庫
定価 :900円


『 犬どもの栄光 』 ★★

著作 :佐々木 譲
出版社:集英社文庫
定価 :630円


『 ユニット 』 ★★

著作 :佐々木 譲
出版社:文春文庫
定価 :750円

<メモ>

北海道中標津在住の佐々木譲氏の小説は
北海道を舞台としたものが多く
土地名、国道名でその風景がすぐ浮かんできて
私にとっては非常に読みやすい。
その上に息をつかせぬという流れでもって
必ず寝不足になるというおまけつけ。


『 告白 』 ★

著作 :湊 かなえ
出版社:双葉文庫
定価 :650円

『知らないと恥ずかしい 日本の名作あらすじ200』 ★

著者 :「日本の名作」委員会
出版社:宝島文庫
定価 :590円

『 警視庁心理捜査官(上下) 』 ★

著者 :黒崎視音
出版社:徳間文庫
定価 :660円


以上
Marizo


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