| 十夜一夜...Ｍａｒｉｚｏ |
男の花道 - 2009年10月10日(土)
北海道日本ハムファイターズの今季最終戦。
入り口で赤いボードを渡されドームは一面まっかっか。
消化試合とはいえリーグ2位の楽天戦だった。
最終戦なので、今季限りで引退する選手にとっては
引退試合でもある。
夜のスポーツニュースでは広島の緒方選手しか
放映されなかったけれど日ハムにも
小田選手と伊藤投手の二人がベンチ入りしていた。
日ハムは優勝が決まり、楽天も二位通過が決まり
日ハムの武田勝投手の二桁勝利がかかってはいたものの
７対１とリードした試合。しかもホームである札幌ドーム。
５回裏の攻撃、１アウト１塁の場面で
４番スレッジに代わり小田選手が代打で登場。
スタンド全体から大きな拍手が沸き起こる。
そしてライト前へヒットを放ち
代走と一塁ベースで握手を交わし
ベンチへ引き上げる小田選手にスタンドから小田コール。
『打ったのは恐らく変化球だと思います。２球目が変化球だったので
真剣勝負に来てくれていると思い、その中で最後のヒットを打つことが
でき、一生懸命やってきてよかったと思います。ただしばらく打席に
立っていなかったので実際どんなバッティングが出来るのか、正直
イメージできていませんでした。スタンドの歓声といい、ベンチに
戻った時のみんなの出迎えといい、ファイターズの12年間は最高でした』
（北海道日本ハムファイターズ公式ＨＰより抜粋）
そして８回裏（楽天攻撃）、ツーアウトから
それまで粘りのピッチングだった武田勝投手から
ピッチャー交代で伊藤投手が登板。
楽天の二番バッター、小坂を三振に打ち取った瞬間
沸き起こる歓声と伊藤コール。
『真っ直ぐ主体で送ってきた野球人生でしたので、力いっぱい
全力で投げることだけ考えました。大声援やベンチのねぎらいの
声に涙が出るくらいうれしかったです。感謝の気持ちでいっぱいで
言葉でうまくいい表せません。』
（北海道日本ハムファイターズ公式ＨＰより抜粋）
伊藤投手がマウンドから楽天ベンチに
深々とお辞儀をしたのが印象的だった。
えーえー、もうね、隣で見ていた
沖しゃん（仮名）も私も二人して号泣ですよ、だんな。
沢山の野球選手の中で引退試合に出場し
引退セレモニーまで出きる選手は幸せだろうと思う。
最終戦の観戦は初めてだったけれど
これはこれでなんだかとても感動的だった。
来シーズンもまた行きたいね。沖しゃん！（仮名）
Marizo
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