十夜一夜...Marizo

 

 

夏旅  その二 - 2009年09月01日(火)

キャンプの朝は早い。


くどいようだがここのトイレはとっても綺麗なので
トイレの手洗い場に化粧道具を広げて
ゆっくりと化粧をすることが出来て嬉しい。


もういい年なので綺麗に見せる化粧ではなく
汚く見えない化粧なのが悲しいけれど(笑)


今日は・・・


このまま北上し宗谷岬にタッチしてから少々戻り
宗谷丘陵を堪能して猿払にある
猿払公園キャンプ場で一泊する予定。



『 宗谷丘陵 』 ここはお薦めですよ、だんな。


実は初めて通ったのだけど
ずっと121号線のことだと思っていた。
全然違ってました。

宗谷岬手前、二、三キロから右折する道なんだけど
阿蘇山や秋吉台を走っているかのような
広大な牧草地が広がっている。






ただ・・・ラスト1キロが『砂利道』なのが
ちょっとビビっちゃうところなんだけど
細かい砂利で轍のところは土が出ているので
さほど怖くはなかった。


□◆□


宗谷岬の展望台で休憩をしていたところ
随分大きな音量で「稲村ジェーン」が聞こえてきた。


すでに夏休みも終わり、平日の観光客もまばらなこの地に
非常に不似合いな、いや最後尾の一台だけは
ある意味似合いなバスが5台。


実はバスだと思ったのは●翼の街●車だった。5台とも。
その右●の●宣車はキチンと並んで駐車スペースに止まると
次々と「いかにも」な人や「そうでもない」人や
「女性」や「子供」また「年配」や「若者」と
その街宣●からでなければ、どこかのバスツアーの
ご一行様かと思われるような人々だった。


でもどこかのバスツアーのご一行様と違ったのは
いきなり一台の街●車のスピーカーから
程よいドスのきいた男性の声で





 「えー、











 各党員の皆様にお知らせします













 ここでの休憩は二十分になります。












 記念撮影等をお願いいたします













 ピー・・・ ガチャッ」







売店を冷やかしてそろそろ出発しようと思っていた時だったので

「いやー、なんか変なのと遭遇しちゃったよなぁ」と

そのキチンと並ぶ街宣●の横を通り過ぎた。


1台目 ・・・  『 総本部 』
2台目 ・・・  『 栃木連合 』
3台目 ・・・  『 茨城連合 』
4台目 ・・・  『 群馬連合 』
5台目 ・・・  『 北海道連合 』


そうなのだ、北海道連合の●宣車だけは
ここ宗谷の地に相応しく後ろに大きく


『 返せ!! 北方領土!! 』と書かれているのだ。


なんならシュプレヒコールの一つぐらいやってもいいぞと
思っていたが、やはり他連合の方々もいらっしゃることだし
なんていうか、道内観光中で仕事(?)中じゃないし
といった状態で皆様、和気藹々と記念写真をとっていた。



その後、好天の宗谷丘陵を走り心が洗われ
とても清々しい気持ちで到着した
本日宿泊予定の「猿払公園キャンプ場」



時刻はジャスト12時。はやっ!


キャンプの朝は起きるのが早く出発が朝8時だったので
あっという間に着いてしまったのだった。



さすがに今からテントを張るのも勿体無いし
ここは道の駅でちょうどお昼だし美味しそうな


『 ホタテラーメン 』でも食べようかと
思っていたところに・・・・


な、なんと・・・ 聞いたことのある 『 稲村ジェーン 』が!




またしても遭遇。



またしても駐車場にキチンと5台が並び
続々と『党員』のみなさんが降りてきます。



またしてもスピーカーから
程よいドスのきいた男性の声で



「 えー、








 党員の皆様にお知らせします















 ここで、お昼ご飯となります」











そうですか、そうですか。

まぁね、ちょうど12時ですもんね。



結局この日は街●車から逃れるように
走りに走って紋別まで。



泊まりは 『 紋別セントラルホテル 』




いやー残念だったなぁ。
本当はちゃんとキャンプしようと思ってたんだけど


ほら、いろいろあったから
走りすぎちゃって疲れちゃったから
ホテル泊まりになりました。








すごいこっそり撮った写真(笑)



本日の走行距離:324.3km
Over300、すべて下道はさすがに疲れました。
Marizo
























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