十夜一夜...Marizo

 

 

体内からのお知らせ - 2009年04月25日(土)

古くからこの十夜一夜をご愛読の皆様には
周知の事実ですが、新規の愛読者(←そんなのいるのか)の
方々向けに念のために説明しようと思う。







甘エビのお刺身大好き人間の私に
ある日突然「甲殻類アレルギー」が発症したのは
おそらく今から六、七年前のこと。

宴会料理で出た甘エビのお刺身を食べた三十分後に出現した
『いかりや長介の下唇』に愕然としたことを鮮明に覚えている。



その後、一ヶ月の休みを利用して
断食道場へ入所し、体内デトックスに成功した私は
再び甘エビを食べられる体となった。
もちろん昔ほど(一週間に三度ほど)頻繁に
食べるようなことはしなかったけれど
回転寿司や宴会などでは気にせず食べていた。


断食道場でいくらデトックスをしたとしても
アレルギーの抗体がなくなるわけではないので
食べるほどにまた蓄積されるのは仕方がないと思っていたが
とうとう先日その蓄積量が一杯になったという
お知らせがやってきた。


遅めの夕食(午後九時前後)にボイルエビを食べた。


夜中の一時から始まったのは嘔吐。
胃の中がからっぽになったのが夜中二時半。
そこからはじまった顔の腫れと全身に及ぶ蕁麻疹。


そうなのだ。今回のお知らせは
『いかりや長介の下唇』なんていう
かわいらしいものではなかったのだ。


体の内側から顔が腫れるとどうなるか。



私の場合は


















 『 面長のアンパンマン 』






いかりや長介から一気にレベルアップ!
しかもちょっとお岩チック。


今はこうして元気に生きているから
お笑い系で報告できるけれど
この時はこのまま寝たら気道も腫れて
息ができなくなって死ぬかもしれないと思ったら
まったく眠れずに朝を迎えた。



そんなヨロヨロのヘロヘロ、ショボショボの私に
他人(特に身内)に厳しい姉の



「いい気になって食ってるからだ」



という容赦のないお言葉が背中に突き刺さった。
しかも、朝一番に。イタタ。



それにしてもうちょっと優しいお知らせでも
バチはあたらないと思うんだけどなぁ。
やっぱ、体内も我が身というか本人というか
身内には厳しいのね。
グッスン。
Marizo






-



 

 

 

 

目次
過去  未来

 裏十夜