十夜一夜...Marizo

 

 

そこに正義はあるのか? - 2008年11月21日(金)

貰っても何のありがたみも
先々の明るい兆しもまったく感じられない
12000円ってなんか虚しいだろうと思いつつ
それを決めた人間を選んだのは
自分自身と深くため息をつき
雪空を見上げる今日この頃です。
こんにちは、Marizoです。


100年に一度と言われる金融システムの崩壊から
どこもかしこも、もちろんうちの会社も
恐ろしい収益状況なわけです。


ま、うちの会社はまだ他金融機関と違って
基本的に融資がないので、少しはましな状況ですが
それでも店舗を構え、なおかつ東京と大阪に
大規模なコールセンターを構えていれば
そこの人員の人件費を含めたコストを稼ぎ出さなければ
いずれ立ち行かなくなるわけです。


今朝、営業部長が朝会で言いました。


「何も一番になれとは言っていない。
 トップテンに入れとも言っていない。
 せめて『全店平均』の数字を出してください」


先月から私が所属する札幌支店は
この『全店平均』を大きく下回るていたらく。


理由はいろいろあるのだけれど
たしかに相場環境はどこも一緒。
いくら半年前までずっとトップテン入りしてたと
言ったところで、過去は過去。
ともかく「数字を出せ」と支店長から激が飛ぶ。


ま、その支店長だって本部から激飛ばされて
いるのは重々承知しているけれどね。


長いことこの仕事をしているから
今までにもこういう状況下で仕事してきて
ひとつ肝に銘じていることがある。


お客様へ商品を提案するにあたり
必ず自分に問う。


「そこに正義はあるのか?」と。



会社があって、お客様がいて、私がいる。


三者の利が一番いいことは誰にでもわかるし
それが王道だろう。
しかしそれが一番難しい。



会社は会社存続のために

「どんな手法を用いても」と
言い始めるのは目に見えている。
今までの経験則で言えば。


「そこに正義はあるのか?」


この間、まひちゃん(仮名)が

「お天道様が見てる」って言葉を使っていたけれど
まさにそれだよな。


昔の人は良いこと言うわ。


もちろん、会社が存続しなければ
私の雇用も危ういわけで、まったく努力しないと
言うことではない。

仕事はする。ちゃんとする。
「そこに正義はあるのか?」と心に問いながら。
Marizo








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