カタルシス
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昼回で め組の『新選組』2回目
ええと・・・ 初日が3/25で明日が楽日だから そこそこ回数演ってると思うんですが 未だおぼつかない部分が見えるのは 若手ゆえの未熟さなんでしょうかね(苦笑)
▼役者陣 近藤 もうちょいゆっくり喋っていいと思うよ 特に後半は貫禄出さなきゃイカンのだし つか ぶっちゃけちょっと噛み過ぎだ(^^; 土方も セリフ滑らないように気をつけて 沖田 声質的に不利みたいでセリフが不明瞭になり気味 もう少し丁寧に発音できると良さそうなんだけどな・・・
▼脚本・演出 清河の「いずれ幕府も侍もなくなる」ってセリフに違和感 郷士の出とはいえ一応士分であった清河が「侍もなくなる」って思うかね? そして 浪士隊を尊皇に巻き込むときの弁舌が大いにイケてない あんな言い方では誰も惑わされないだろ 基本的には「幕府のためになる」ってたてまえは崩しちゃダメで 「天子様を助ける=公武の援けになる=幕府を支える」な図式で 煙に巻くのが清河クオリティ ちょっと頭の足りない浪士なんかが「天子様のため?上様のため?んー・・・どっちも同じじゃね?」って勘違いしちゃうようなズルイ言いくるめ方をして欲しかったけど 時間的に無理があったのかなーとも思う
「姦計」「因循姑息」などは耳にするに ちょっと伝わりにくい言葉でしたね
あ あと自分から江戸に戻るみたいな言い方してましたが あれは変な行動をしたために呼び戻されたんであって 本当は天皇の膝元で働くつもりだったはずですよね?
清河と袂を分かつ際 アイツ気に入らんと殺気を漲らせる平山に芹沢が適当に言って流すくだり 「コケにされたのだから幕府とて黙っちゃおるまい あっちで何とかするだろう」もしくはそのあとの「幕臣に佐々木只三郎という腕の立つのがいると聞く」辺りまでで それ以上の説明は不要だったと思います 後半にも「江戸で清河を始末した佐々木〜」とまた言っていたし 「江戸で」とか「清河を切る」とか1回言えばいいよそんなもん 1度目の観劇で既に「くどい」と感じた部分でした 要は佐々木が手練れだってことが伝わればいいんだから ベタベタ泥臭く繰り返すんじゃなくてシンプルに済まして シュッと切れ味を残して欲しかった
山南が龍馬を連れて来た経緯がまったく謎
山南切腹の場で「山南・・・」と敬称付けずに近藤が語りかけるの 違和感 彼は道場の門下生じゃないし他流試合で負かしたとはいえ身分的には上 年齢もかろうじて上だったハズだから「さん」つけてて欲しかった その後の感極まった「サンナン!!」はアリです
切腹の場に遊女・・・ ありえないけど 突っ込んでもキリないからな(苦笑)
介錯の沖田 感情的過ぎに思ったけど あれは土方と山南の関係をどう捉えて描くかで変わってくる部分だから 仕方ないとも思う ちなみに私は“あの場面で一番辛かったのは土方”解釈で 沖田にはそれを察していて欲しい派です
花君の前で涙を見せる土方 翻りざま「見るなッ・・・」っていうセリフ なくても良かったと思う 同じ仕草を無言でやっても土方の強がりや繊細さは 伝わったよね
同じく近藤の「ありがとう」も 2回目はいらなかったと思うんだ 最初の「ありがとう」で土方の肩を抱いて 2回目は言葉じゃなくて肩をポンポンって叩くだけで笑ってみせるとか そういった演出が欲しかった
往々にしてめ組の脚本は 「喋りすぎ」のきらいがある
もっと役者の演技や雰囲気を前に出す演出をしても いいんじゃないのかな そのくらいの芸は身につけている 魅力的な役者陣だと思うんですが
辛口意見ばかりになってますが いいとこも沢山ありました あの狭い空間での殺陣は見事でした それから女性陣の魅せ方は上手だったと思います
今日は菊川さんが捕まえられました♪ 拷問される枡屋(長州藩士 古高俊太郎)の呻き声が何となく彼かなー?と思ったので「古高の声 菊川さん?」と尋ねたら 「あ〜違うけど惜しい!近い系統!」と言われて困惑
惜しいとか 近い系統とか 意味わかりませんが?(^^;
「答えは明日のお楽しみってことでv」 と言われて 皆でうう〜む・・・と悩みながら帰ってきました
違ったら「違う」でお終いじゃないのかなぁ?普通 やっぱ面白いな菊川さん(笑)
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