カタルシス
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2007年04月03日(火)  鉄のカーテンの向こうの懲りない人々 

昨晩変な寝方をしたにも関わらず スキッと爽快な目覚め
ああ 健康バンザイ! パパママ丈夫に生み育ててくれてありがとう!!

今日は今日とて 終業後に子会社の会議室を使って歓迎会&祝賀会をするというお達しが出ておりまして 親会社の社長が用意するワインの他は 全て子会社のスタッフで手配しなければならないことになっていました いつの間にかね!

経費は親会社に出させたよ だってお祝いなんて別に頼んだ訳じゃないし 子会社の一室を提供するんだから 自動的に飲み食いで散らかった後片づけも子会社の担当でしょうよ 子会社っつてもスタートメンバー私と取締役の2人しかおらんのだから 必然的に全部私の仕事じゃないか…

まぁ いいけどさ 今そんなに忙しくもないし

オードブルと食器類の手配は私
つまみとデザートは子会社の取締役が やたら乗り気で用意する宣言をしていたので全面的にお任せ
親会社の社長は前々から言っていた通り ワインとそれ用のグラスをいそいそとご用意なすっておいででした
イベント好きな人なんで楽しいみたいです こういうの

18時が定時なので その時刻には全てが整っているように逆算した時間で準備を始め 外部取締役の到着を待って宴の開始です

社長が用意したワインはどれも1本が3万くらいの 7人中いけるクチの人は4名 他3名はうち2名が「飲めないことないけど」程度で1名は「飲んだら倒れる」人なので この?名だけは一滴もお酒は口にしてませんでした ちなみにこの方が新たに入社された新取締役様でございます

歓迎される側がシラフで静かにしているのに 社長と他2名で調子よく飲みまくっていて 個人的にはややヒキ目で見ていました もう一人飲める人はデキあがっている3人を冷静に眺めながら自分のぺースを崩すことなく杯を重ねているといった感じです ちなみにこちらは女性社員(兼 取締役)さん

…18時〜22時までその場で飲み食いをしつづけていましたか

予定では18〜20時のハズだったので 酒を飲むわけでもない新取締役さんには気の毒な時間だったと思います
普通に飲みに出たら22時なんていうのはまだまだ宵の口の部類でしょうが 良さ気なワインばかり何本も空けてのことだったので 飲みチームは結構酩酊状態です とくに新会社の取締役は毎回酔い方がスマートじゃないので あまりご一緒したくないんですが 帰りの方面が途中まで一緒なんで 電車使うにしても車使うにしても 同じになちゃうんだよな…

終宴後 荒らされた部屋を片づけたり キッチンの洗い物を半分洗ってしまおうとキッチンでガチャガチャしていたら「じゃあ帰ります!」と取締役が言ってきたので「お疲れさまでした」と先に帰らせようとしたのに 「それ明日でいいよー」と私の帰りも促すので ちょっとうんざりして 「キリの良いところまで片づけちゃいます」と言い返したら 「じゃあ待ってます!」だって

イヤ 待たなくていいから 帰ってくれ…

結局終わるまで待たれてしまったので 捨てられるゴミを玄関にまとめて 身支度を整えたら 「終わりましたよ」と声をかけ 一緒にドアを出たのでした

22時半くらいですから 電車は全然余裕で走っております 雨降りだしてきましたが 駅までもてばどうにでもなります 心持ち急ぎ足で先を行くと「アイタ!」っと取締役
「どうしました?」
「足くじいちゃった」

…本当かよ(疑)

「雨降ってきたしタクシー拾って帰ろう」
「……」

というわけで 飯田橋からタクシーに乗ることになりました 何故か私も道連れです
乗り込んだ途端「ゴールデン街に行ってください」と運転手に指示するので 「え!まっすぐ帰るんじゃないんですか?!」と突っ込んだら「まだ早いからちょっとだけ!」とご機嫌なご様子

呂律まわっていませんが?

結果 降りの強くなる雨の中 ゴールデン街につき合わされました
以前一度連れて来られた『たちばな診察室』です ⇒●その日の日記

私が知っているナースの「侑子ちゃん」はもう辞めてしまったらしく 今は「小紅先輩」っていう子がいるんだよ!と熱弁を揮う取締役 どうやらあの後も何度か店を訪れているらしく 店に顔を出したら「あ〜○○ッチ〜 今日は早いじゃ〜ん」とナースに迎えられていました ボトルもちゃんとキープされてるし… アンタ一体どういう頻度でこの店来てるんですか(黙)

そんな訳で23時頃から常連客の間に混じって飲み交わしが始まり 私は隣りにいたナラ君(24)とその向こうに座っていた昼夜さん(30代後半?)とどうでも良い話で場をつなぎながら まんべんなく相手をしてくれる小紅先輩をリスペクト

終電の時刻が近づいて来たので「そろそろ終電なんで」と言ってみましたが 案の定立たせてもらえず 私鉄はおろかJRでですら電車帰宅の手段を絶たれてしまったので こうとなったらタクシー代もらうまで付き合うしかないと観念しました
おみ足美しくスマートな飲み方で貫禄のあったマコさん(妻子持ち)は割と早々に引き上げてしまわれ 25時くらいにはナラくんも昼夜さんも終電に合わせて帰ってしまいました 残された我々と小紅先輩で しばらく盃を交わしていましたが そのうち取締役が小紅先輩を口説き始めたので ヤレヤレと思いつつしばらく我慢したのち 頃合いを見計らって

「ホントに帰っていいですか?(微笑)」

と口火を切ってみました 2時回ってたしね 明日も普通に仕事だってばよ

ぶっちゃけその後2人がどうなろうと 私の感知するところじゃないし 取締役に正式に籍を入れていないだけの「奥さん」がいることも知ってましたが それをここで口にするような気もなかったし とにかく私は自分が帰れさえすれば何でもいいですから

そしたら何か 小紅先輩の方はちょっと迷惑がっていたみたいで 私の言葉を期に取締役も帰らせようという気配を見せました あらら 彼女にもご迷惑なんでしたら連れて帰った方が良さそうですな(苦笑)

酔っ払いとの押し問答を数回繰り返し どうにかこうにか会計まで持ち込んだ小紅先輩は 口八丁で上手に客を送り出すことに成功したのでした
いやはや お疲れ様でしたナースさん(^^;)

こんだけ酔っ払ってりゃ車の中では爆睡だろうという私の予測は見事に的中し タクシーに乗り込んで最初の指示をした後は ふんぞり返ったままうごかなくなった酔っ払い
彼の指示で高速に乗って国立・府中のインターで降りたタクシーは 道路標識と私のうろ覚えの記憶とで何とか取締役の住まう駅周辺に辿り着きました 大まかな場所は知っていても細かい道が分からなかったので爆睡こいてる肩を揺さぶって

「○○さん!家の近くまで来てますよ どこ曲がるんでしたっけ?!」

と声をかけたら寝ぼけた様子で手を握ってきたので アホか!と振りほどきながら「起きてください!」 とたたき起こしました

「あ?あ〜 もう着いたのか〜 あ!そこの角です 曲がってください〜 ・・・いやー今 良い夢見てたわ」
「・・・・・・」

ふんぞり返った上大股開いて寝ていたので およそどんな系統の夢だったのかは想像がつきましたが 突っ込みたくもなかったのでシカトしました
私に対してそういう態度を取らないのがこの人のやりやすいところなんですが 酔っ払ったり寝ぼけたりすれば ただのエロ河童と変わりませんよ ああイヤだイヤだ

マンションの前で彼を降ろして 私はそのまま乗り続けです むろん足代はキッチリ頂きました だって2万金ですもの 自腹なんて切れませんワ

カーナビのないタクシーだったので つづきも私が道案内して やっとこ自宅に辿り着きました あんなのに付き合って3時だよ ヤレヤレですよ本当-3

さすがの私も今夜ばかりは即行で寝ました
少量とはいえワイン飲んでたし 診察室でもカクテル飲んでるし 何よりも気分が疲れたヨ・・・(萎)
 

『クレムリンの赤いバラ/鉄のカーテンの向こうの懲りない人々』1983年/イギリス

 


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