カタルシス
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2007年03月14日(水)  その日その時 

今朝のニュースで 昨日高知の空港に胴体着陸をした旅客機の機長が その瞬間にしていた機内放送の内容をアナウンサーが読み上げていたのを聞きました 何つーか

スゴイなぁ・・・

という単純で強烈な感想が浮かびました 実に劇的です
着陸後 機内は大歓声のるつぼだったらしいですが 様子が目に見えるようです 九死に一生を得たわけだからね みんな奇蹟の存在を実感したに違いない

機長の方も 極度の緊張状態にあったためか 機内放送で自分が何を言っていたかをほとんど覚えていないと言いながら 神業のような操縦をしっかりやりのけたのだから そのプロフェッショナルさに脱帽です もちろん自分の生死が関わっているのだから必死になって当然なんですが 機内放送って自分の生き死にには直接関係ないじゃない それはやっぱり乗客に宛てた誠意であって その極限状態でそういう行動が取れたってことも 操縦以上に優れた“機長”であったんじゃないかと 思うわけです

まさに英雄ですな
ネタ不足のハリウッド辺りが映画の題材にしたがりそうなニュースですネ(笑)

つか 同機種でのトラブルが今までにも何件かあったというのは気になりますな 今回事なきを得たのは本当に 何万分の一くらいの確率でもぎ取った幸運だったと思うので そう何度もこんな奇蹟は起こりゃせんと思うので

原因究明 マジで頑張って欲しいスね!

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一日の仕事を終えた帰り道

世の中はホワイトデーなんてものに浮かれているようでしたが 自分は全く何も関係ナッシングだったので 乗り換えついでに立ち寄ったO田急デパート地下食品街の混雑加減に ちょっと面食らいました
いや 2・3日前から混み始めてはいたんだけれども 前日がピークなんだと思っておりましたヨ 当日ギリギリなのに一番混んでいたのではあるまいか(苦笑)

『まい泉』でいつもの詰め合わせが買えたので その後はお菓子屋ブースや特設売場を避けてサクサク地下道に抜けて来ました 和菓子のブースはさすがに他より空いていて歩きやすかったです でも一応ホワイトデー用の商品が売られていたのが可愛いというか切ないというか(^^;)

昨日からやたらと風が冷たくなりました 今日は更に寒いよ 桜の開花を目前にこの寒の戻りは一体何事ですか! ちょっと北の方じゃ突然雪降ったらしいし 秋田などはエライ吹雪いて大騒ぎだったようです 異常気象じゃ異常気象・・・

帰宅してつけたTVのニュースで 鈴木ヒロミツ氏の訃報を知りました
享年60歳は 今だとちょっと若い気がしますが 特別思い入れのある人だったわけではないので 何の気なしに流しそうだったんですが 病状の説明を軽く聞いていたら

発覚したのは昨年末で 年明けに言い渡された診断結果が「余命三ヶ月」だった

というくだりが耳に残ってしまいました

病気が分かった段階で残り三ヶ月って キッツいな・・・

自分だったら三ヶ月をどう過ごすんだろう 気持ちの整理だけでもそのくらいかかってしまいそうだ・。
先々月に借りて見た『ぼくを葬る(おくる)』ってフランス映画 30代の働き盛りの売れっ子カメラマンが 癌に侵され 体の不調に気づいて診察してもらったときには既に末期で 余命数ヶ月と宣告されてしまう という話でした

残された時間をどう過ごすのか 何を思うのか

人間はいつか必ず死んでしまうものだけど
心中穏やかにそのときを迎えられるよう 日々を過ごしていきたいもんだな〜 と思ってみたりした夜でした

何かってーとこんなこと考えてしまうのは 年とった証拠なんでしょうかねぇ(苦笑)
 
何はともあれ ヒロミツ氏のご冥福をお祈り申し上げます
 

『その日その時』1965年/アメリカ

 


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