カタルシス
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4月から正式に立ち上がる子会社の登記やら申請やらで ここのところ社員さんは出掛けたり何だりで大忙し そんな中 会社のHPを作らにゃならんということで 一応暫定的なものを私がつくることになりました とりあえず上げておいて時間かけて作ったものができ次第差し替え という予定
そんな訳で 自宅からHP作成用のソフトを持ち出して 会社のPCにダウンロードしようとしたんですが 何だかエラーメッセージが出てしまってうまいこといきません 色々試してみたんですがらちがあきそうがなかったので このソフトを都合してくれた友達にメールで「何が原因かわかりますかー?」と訊いてみたところ 割とすぐに電話で返事が来て
「んーよくわかないけど それより新しいバージョンの使うならあげるよ」
と曰うたので 思わぬオイシイお申し出に間髪入れず
「いる!超欲しいッス!!」
とお願いしてしまいました(^^;)
午前中に質問メールをして 昼休み中に電話がきて 夕方にはパソコン宛に「用意しますた!」ってメールが届いてビックリしましたヨ 一体どんな早さだい友よ(汗) 絶対私の10倍は忙しい人なのに!仰天するとはまさにこのことです しかも当初欲しがったHP作成用のアプリケーションだけじゃなく「こんなのもあるけどいる?」ってリスト送ってくれたのが
Mac用 ・Illustrator、8.0J、10.0、CS☆ ・PhotoShop 7.0、CS☆ ・InDesign CS☆、CS2☆ ・Go Live CS☆ ・Painter 7 J ・ATM Deluxe ・Adobe Acrobat 5.0,6.0☆ ・Director 8 ・ATOK 14,17☆ ・Quark 3.3,4.0(どちらもライセンスキーなしでOK) ・StuffIt Deluxe 8.0J ・Microsoft Office 2000,2004☆ ・Macromedia Studio MX (Macromedia Dreamweaver MX Macromedia Fireworks MX Macromedia Flash MX Macromedia FreeHand 10 のセットOS9もOSXも使えます)
☆マークはOSX以上
・あとFONTもろもろ(morisawa Opentype)
Win用で ・Adobe Creative Suite CS2 Premium ・Adobe Acrobat Professional 6.0 ・Illustrator 8
モリサワのOpentypeはWINも共用で使えまするw
と書いてあった… すげぇ(驚) 自分知らないアプリもあったんですが OSXは使えないんですが それでもいくつか追加でお願いしちゃいました
今夜職場の最寄り駅まで私が取りに行けば手渡ししてくれるというので ホイホイ取りに行きました 行きましたとも!
19:40にはその駅に着けたので友人と合流し近場でお夕飯をご一緒しました お金を払うのもナンだったので 適当に菓子折を用意してお礼とさせていただきました いや本当助かりました 私のソフト面での先生様です 現役バリなデザイナーはやはり違いますわ ちなみに今夜は徹夜決定だそうです お仕事帰れない日が1日おきくらいにあるので慣れっこになっているみたいですが そんな状況に慣れちゃイケマセン!! 会社に制作担当が彼女しかいないらしいので 早いところ助手なり即戦力なり雇ってもらいなさい!
…と 会う度に言っているような気がしますが
基本ワークホリックな人なんで いまいち本腰入れて訴えないみたいで心配です 体だって丈夫な方じゃないのに もしかしてマゾなのかしら・。(笑えない)
そんな人相手に まったく仕事外の頼み事をしていてよく言えたもんだと言われそうなだ いや もう言われてるんだろう きっとそうだろう ああその通りだ!ごもっとも orz
あまり引き留めてはそれこそ邪魔者でしかなくなってしまうので 食事後はすぐに退散 自宅に着いたら22じちょい過ぎってところでした
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『戦場のアリア』鑑賞
【物語】 1914年、第一次大戦下。フランス・スコットランド連合軍と、ドイツ軍が連日砲弾を鳴り響かせているフランス北部の村。クリスマスだけは家族のもとへ帰りたいと兵士の誰もが願っていたが、戦況はますます熾烈さを極めていた。 やがて訪れたクリスマスの夜。ドイツ軍には10万本のクリスマス・ツリーが届けられ、スコットランド軍の塹壕からはバグパイプの音色が聞こえてくる。そして、奇跡は起こった−−。 【解説】 これは、大戦下のクリスマス・イブに、互いに敵対する者たちが、クリスマス・キャロルの歌声をきっかけに、戦闘の最前線で歩み寄り、挨拶をし、フランスのシャンパンで乾杯したという信じられない本当の物語。 これが長編2作目となるクリスチャン・カリオン監督は、軍の正式記録には残されていないが、ヨーロッパ各地に今も語り継がれる戦場の奇跡を忠実に映画化した。 (公式サイトより)
ブリュールくんが出ているので 劇場公開前から気にはしていたんですが 実話を元にしていると言いつつ見るからに陳腐そうな雰囲気を漂わせていたので… DVDの しかも旧作扱いになるまで手を出しませんでした(正直者)
で どうだったかって? うん 予想は大方ハズしてませんでしたヨ いひ☆ タイトルからして「…笑って良いのかな?」と思って見てましたしね 確かに直訳すると『クリスマスおめでとう』になっちゃうから一工夫したんでしょうがこの邦題 ダジャレに見えるのは私だけ?苦笑
あの 独・仏・英の前線部隊がクリスマスだけの停戦をしたというくだりは“実話”と聞いていなくても「ありうるだろうなぁ」と思えたと思います あんなさ 100メートルくらいの間隔で塹壕に潜みあって 相手の顔や生活がお互いに知れちゃうような距離で肉弾戦してさ。個人的な恨みがあるわけじゃなし 誰もが「死なずに帰りたい」「家族に会いたい」って思っているのが何かの拍子に伝わっちゃったりしたらさ
殺されるのはもちろんのこと 殺すのだって本当は 誰も望んじゃいないのだから
一緒に遊んだりとか 爆撃を避けて避難し合ったりとかまでは「本当かよ(苦笑)」と思いましたが まぁ映画だし 少し大袈裟に描くのはエンターテインメントの内と思えます でも 実話であることに敬意をはらうのであれば
ダイアン・クルーガーはいらなかったよね?
別に彼女が嫌いなわけじゃありません 普通に綺麗な女優さんだと思うし 別段嫌な役でもなかったです が 有名な美人歌手が あの出で立ちで 戦場のしかも超のつくような前線に
い る わ け が な か ろ う
ありえねぇ!しかも独軍に慰問だなんて更にありえねぇ!! 男性歌手なら解りますよ 多分実際には軍歌とか国歌とか志気を高めるような曲を主に歌って回っていたんだと思われますが 聖夜にかこつけて「クリスマス・キャロル」を歌ったのは個人レベルの粋な計らいだったんじゃないかと思いますが それもこれも納得できるのは男性だからです。女性が女性のままで戦場を訪れるなんて その瞬間に嘘臭さ充満じゃないですか・。orz
あの無人地帯(特定の国の支配下にない土地)の三つ巴(仏英は友軍ですが)はすごく面白かったのにな… 独・仏・英のどの軍にも“人間”がいて “生と死”があって “祖国”がある それぞれの身の上をチラ見させている感じとかとても好みの系統だったんですが ソプラノ歌手(女性)が絡んできた途端に萎えた 〜〜〜ッ残念!
余計な脚色しないで 本来のエピソードを「ちょっと劇的」くらいに肉付けした方が 良い味の作品になったんじゃないのかな と 素人考えで思ってしまいました(苦笑)
【役者感想】 まずは目的だったブリュールくん 独軍の中尉で前線の司令官を担う若者でした 厳格な独軍人の風格を持ちながら 若さ故なのか人柄なのか 非情になりきれない人間味のある青年将校さんでした 個人的なエピソードはほとんど出てきませんが 抑え目の演技が好印象(贔屓目)
次 身重の愛妻を占領下の街に残して派兵させられたナイーブなエリート仏軍中尉 見て数秒後「…あれ、見たことあるな?」と気づき 出てくる度に思い出そう思い出そうと必死でした 私仏人俳優なんてほとんど知らないし 絶対最近見た作品に出てた人だぞ?!と考えつづけていたら つい先日見た『世界でいちばん不運で幸せな私』のギョーム・カネでした 思い出せた!(アハ現象) ちなみに ヒロインのソプラノ歌手を演じたダイアン・クルーガーとは実生活でのご夫婦です 仏人独人のカポー☆
英軍陣では司令官じゃなく司祭様に見覚えあり 『オーファンズ みなし子たちの夜』で堅物な長男を演じていたゲイリールイス あー普通は『リトル・ダンサー』 の父親役って思うんでしょうが ワタクシ未見なのでその印象はナッシングです(苦笑)『シャロウ・グレイブ』の冒頭にチョロっと出てくるのは覚えてる ←覚え方がおかしい
オペラ歌手の2人は口パクがヘタ過ぎて腰砕けでした 吹き替えるのは端から解っていたことでしたが、あそこまでヘッポコだと見ているこっちがヘコみます あれ以上どうにもできないもんなんでしょうかね… よよよ・。
独・仏・英入り乱れで言葉も3国それぞれに喋っています 独語、仏語は初めからすぐにそれと解ったのですが こともあろうに英語が全く聞き取れず… ええ?この人たち何語喋ってんの??(汗)と思って結構本気になって聞き取ろうと頑張りましたが 字幕で「英国軍」と解るまで本当に何喋ってるのか解らなかった orz 見進めていくうちに 彼らがスコットランド軍だったと解り ちょっと納得 訛りがキツいとは知っていましたが ありゃ英語よりもゲール語に近かったんじゃないですかいね(苦笑) 解らない、あんなの全然解らないヨ!(^^;)
例えばそんな風に言葉の通じない相手でも ほんの数百メートルの土地を挟んで対峙して 同じように生死をかけてそこにいるという非常事態の中にあると、親近感のような連帯感のような不思議な疎通が生まれたりするもんなんでしょうか
この話に限らず 国境警備の衛兵や 前線を守る兵卒などの間では「この戦争が終わったら訪ね合おう」といって連絡先を交換する なんてことが割とよくあることらしい 極限状態の中の心情や行動には その人個人の人間性が表れるもんだと思いますが そんな風に見境のある交流が育めたってな話が聞けると 人間もまだ捨てたもんじゃないのかなって気分になれて癒されます
現実とは 斯くも残酷でありながら温かく 凄惨であるのに美しい
『ラストファンタジー/星降る夜の贈り物』1991年/フランス
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