カタルシス
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2007年03月04日(日)  バトル・チャレンジャー 

昼から友人2人と六本木の映画館で『長州ファイブ』を観に行くことになっていたんですが 諸事情により映画をパスしてその後の食事からの合流に予定を切り替えて 映画が終わるであろう時刻を目安に映画館まで迎えに行くつもりでいたら 現地入りした友人から

「12時の回満席でした 17時の回で観るけどこれちゃん来るならチケット買っておくよ」

とのメールが届きました

ええ?! 昼の回満席なの??!(大汗)

先週も同じ館に同じ映画を観に行っているので そのときの雰囲気で「今日はもっと大丈夫だろう」って感覚でいたんですよね そのまま友人たちにも伝えていたので 彼女らは私の検分を信じて上映開始30分前に現地を訪れたわけです しかし 目指した回は既に満席 次の回も半分は埋まっていたそうで 私の予想は大ハズレもいいところでした

うわー!ゴメンなさい!!17時の回行かせていただきますッ!

大幅に時間を持て余してしまった友人2人から 近くに店がないかを訪ねられたのですが 六本木は元々不案内な土地だったし 唯一便利に使っていたファミレスが2月一杯で閉鎖していたので 案内できるところがなく 自分の使えなさ加減に更に大慌て

とにかくノンビリしている場合ではないと思い すぐに身支度に取り掛かったのですが 気が急いているので変なミスばかり繰り返してなかなかスムーズに動けません 結局14時着行動で予定していた電車に乗ることになり 車中ではずっと携帯で六本木の店を検索・検索・検索・・・

手頃な店が見つからねぇ!!(涙)

なんだよ六本木! 高けぇわ 日曜やってねぇわ 駅から遠いわ ろくな店が引っかからん! 店は絶対あるはずなのに〜〜ッ 実際歩かないとダメってことかコナクソめ

何て一人でイライラしていたら 信号機故障だかで電車がストップ
おいコラ勘弁しろ 友達待たせてるんだっつの!悶泣

私鉄から大江戸線に乗り換えて どうにかこうにか辿り着いた六本木で 友人達と合流できたのは14時半近くのことでした 大遅刻!ファッキン六本木!!(いや お前も悪い)

2時間以上スタバでねばっていたという2人に平謝りで とにかくゴハンを済まそうと六本木の交差点からヒルズ方面へ移動 道々何件か店を物色しながら それでも決め手に欠けつづけ ヒルズの向かい側にあったサイゼリアに挑戦しようとして敢え無く撃沈(←店内が見えないほどの大行列) それでもその建物の角を曲がったところに見つけたイタリアンで 950円ランチの看板を出していたので 時間を聞いたらラストオーダーが15時半とのこと 映画が17時05分からだから 移動時間を考えて16時半までいられれば御の字かな?と思い入店を決めました

3種のパスタから1種を選び パンとスープと飲み物がセットで千円内 土地柄考えれば充分リーズナブルだよね パスタはカルボナーラを選びました パンチェッタが少ししょっぱかったですが 味そのものは良かったと思います いたい時間までゆっくりさせてもらえたし あのときの我々には天国でした(苦笑)

⇒●イタリアントラットリア ピアットピアット

お食事後速やかに映画館へ舞い戻り 17時05分からの上映を鑑賞〜

先週見たときはちょっと間延びした印象がありましたが 今回はケツがわかっている所為かそれほど長く感じずに見られました 前回聞き取り切れなかった台詞も何ヶ所か補正できたし 2回目を見るほどじゃないかなーと思っていましたが 見れば見たでそれなりの収穫はありましたか(ポジティブシンキング!) 前売りが手に入らなかったので2回とも当日券で観る羽目になったのだけはどうにも解せない失敗でしたが… 1800円て高いよ・。(涙)

元々昼の回を観て次の行動に出る予定だったので 映画後はサクサクと解散し 次なる目的地・吉祥寺を目指しました 経路は以下の通り
六本木(都営大江戸線)→代々木(JR総武線)→吉祥寺 所要時間は約30分 このときは20時ジャストくらいの到着でした

一足先に現地入りしている友人が腰を落ち着けているという喫茶店に追っかけ入店をし 我々もここで一服 ずっと慌ただしい気分だったので ここにきてようやっと落ち着けた気になりました

この後の予定はライブなのです
鈴木祐樹率いる新バンド“Bellboro”の正式な一発目のライブ 厳密には今までに2度ほどBellboro名義でステージに登場していますが どちらもスー氏のソロにお邪魔した形だったので ギターはアコギだったし ベースも椅子に座っての演奏でしたが 今日のはスー氏久々のエレキです 完全バンド編成です(3ピースですが)遠路遙々愛知からのご贔屓さんが聴きに来てくれていたし聴く側の気合いは充分です 演奏する側のやる気に大いに期待したいところ つかマジ本気で頼む 今夜コケられたら深刻にヘコむ人が大勢いるから!(切実)

本日の会場は吉祥寺でも老舗のハコ『曼荼羅』です
このハコ老舗の割に結構アバウトと言いますか イマイチ色んなところに緊張感がありません 今日も本来4バンド出演だった予定が 1バンドキャンセルが出たらしく「空いた分前に詰めます」的なことを言ってきたらしいです

詰めるということは時間が1バンド分前にズレてしまうということ 元々予定していた時間を目指して聴きに来た客が 下手をしたら終演後に到着という悲劇に見舞われるかも知れないわけで マイペースなマネージャーさんもこれにはさすがに怒ったらしい

「もう何人ものお客さんにアナウンスしちゃってますし 今日は遠方からのお得意さんも来てくれるので時間は予定通りでいかせてもらいます!」

とチョイ切れてみて押し切ったそうです
というのもこのハコ 今までにも巻いたり押したりが極端で 客の立場としては手ごわい相手なのです 時間に無頓着というか 知らされていた時間が早過ぎたり遅過ぎたりして 何度かトラブッてるんですよね 仲間内では「曼荼羅時間だから…」なんて新語まで生まれる始末です (曼荼羅時間=時間がいい加減)

もっともハコ側からは「最初から最後までいなさいよ」って言いたいところなんでしょうけれども
てか 客として言わせてもらえば いいじゃんお金は払ってるんだし 途中から入ろうが抜けようがアンタんところが損するわけじゃなかろう って気分なんだよね

あのアバウトさ加減ではハコ固定のファンはつきにくいと思ワレ
ざまぁご覧あそばせ

本日のセットリスト
────────────
1)全てはジャムのように
2)MISS 31
3)プライド
4)S氏の名曲
5)砂の町
6)MEMORY MOTEL
7)灰みたいな花
────────────

遠方組は帰りの電車の都合上S氏の途中で退場していました 私ったら丁度そのタイミングで「ああん、そろそろ時間じゃね?」と彼女らの心配をして時計を見ていたもんで 目を合わせる間を逃してしまいました
隣の友人が肩を叩いてくれたので振り返ったらドアを抜けていく背中が見えた・・・
あえーッ!!行っちゃった?!Σ(`□´;)

バイバイの目配せすらできませんでした…orz
遠いところお疲れさまでした ここまで絶好調の演奏を見せてくれたBellboroメンバーもありがとう!

気を取り直して残った我々はつづきのステージを見届けてやるぜ!体勢で臨んだところ S氏で力み過ぎたのか ギターの弦を切ってしまっていたスーさん いつもの3弦ではなく端っこの6弦がビヨ〜ンと飛び出ていて それを引っこ抜きながら

「誰か6弦持ってない〜?」とヘラヘラ

マネージャーのK原さんは後方でハンディを回したまま微動だにしないし また替えのギターや弦を用意して来なかったのか?と肩を落としたら ステージにギターを降ろしたスーさんがサッサとした動きで裏へ引っ込んで行きました 去り際に「MCつないでて」と言い残して行ったので ドラムのCHRIさんがおもむろに話しを始めました タイジさんは素知らぬ顔をしているので孤軍奮闘です(苦笑)

程なくして戻ってきたスーさんは 手にちゃんと弦を持っていて「張り替えさせてね」と言いながらペタリとステージに座り込み膝の上でギターの弦を張り替え始めます MCに行き詰まっていたCHRIさんは 助けとばかりに「MCしながらやって!」とスーにバトンを返そうとしますが 相手にされずピンスポットを浴びつづけていました(笑) それでもタイジさんは全くノータッチ ウマが合っているのかいないのか微妙な3ピースでんな(^^;)

一人テンパるCHRIさんを後目に 黙々と弦の張り替えをしているスーさんは 別段慌てている風でもなく それでも暗い中の手際にしては悪いことなかったように思います
張るだけ張ったら立ち上がり やっとMCをバトンタッチ 調弦をつづけながら小噺を始めます

「こないだね インドの子と知り合ったの 言葉通じないんだけどさ それでね その子が1つだけ日本語知ってるっていうから 何?って聞いてみたら 白線の内側までおさがりください って言ったの 面白くない?笑 変な言葉知ってるよね」




不 覚 に も 笑 っ て し ま い ま し た よ ワ タ ク シ




そんな流れで 次は雪国の歌 と紹介しながら『砂の町』に突入でした

弦を切ったのは手痛い中断でしたが 珍しく自発的にサクッと動いていたのには目を見張りました 自力で解決しようとする行動に出たのが新鮮だったというか やる気が途切れてない感じで印象悪くなかった もちろん準備不足なのはやはり否めない失敗なわけですが 今までのグダグダな対応を思えば明らかに成長を感じます この調子で問題点を一つずつ解消してってくれたら嬉しいなv その調子だぜスージー!

次に入る前に「最後の2曲です」と言っていて 反応の鈍い客席に向かって「あと2曲で終わっちゃうんだぜ!」と“もっと残念がれよ”的な煽りをしてました
で『MEMORY MOTEL』を歌ったのですが 2番の歌詞が何だか変テコになっていて しまいにゃ「ピロピロ」だか「ピピッポ」だか言い出した こっちは「おいおい?!」と思いましたけれども あんまり堂々と歌っているので違和感がなく(笑)

きっと彼らを知らない人や歌詞をちゃんと聞いてない人には あの間違いはバレていなかったんじゃないかと思います 強引な押し切り方でしたがある意味見事 つか ぶっちゃけ面白かったです(いいのかそれで)
最後の『灰みたいな花』もそのままの疾走感を持ち続けて 歌い出したものの 出端で調子っぱずれな声を出したので思わずガタリと体勢を崩してしまった我々でしたが 本人も自覚があったらしくすぐに軌道修正して音程を整えていました 後半はギターそっちのけでマイクを握りしめ 詞と一緒に魂叩き付けてるみたいな歌い方してました

今日のスーさんは 何やら鬼気迫るものを感じたなぁ〜

終演後 私がトイレに寄っている間に話を済ませたらしき友人たち 別段誰かと話そうとも思っていなかったので 裏に出ていた人たち(CHRIさん・タイジさん・K原さん)だけにバイバイをして その場を退散して参りました ライブが良かったから気分は全然悪くなかったしね 友人と3人そろって結構ご機嫌です

普段は滅多にそんなことをしない友人が 今日が正式始動の日だからと記念のお酒を用意していてビックリでした ちなみに私は手ぶらだったどころか録音セットを丸ごと忘れてきた 常連の風上にもおけない駄人です…

帰りの電車の中で盛り上がったのは タイジさんのパフォーマンスについてでした
今までアコースティックでの演奏しか見たことがなかったので あの激しい動きは今回初めて目の当たりにしたのですが 何というか やれ虎舞竜だクールスだと3人して良いように言い散らしておりました で 総合してみると


ベタな動きしてたよね!笑


という満場一致の意見に かなり笑えました
シャウトとか コーラスのときの力み方とか ベースを腰から突き上げるようにする動きとか 全体的に古き良き“ロックンローラー”なオーラを放っていて 見ていて微笑ましくなると言うか(笑)

開演前 セッティング最中の彼を見ながら「パッと見 普通に男前だよね」という話をしたあとだったので 黙っていたら解らない一面が見られてスッゴイおもろ楽しかったです

愛すべきヤンチャ野郎だったんだね☆

次回はちょっと話しかけてみようかなぁ ウズウズ…


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帰りに少し余裕があったので 下らず上り電車に乗って新宿周りで帰りました ついでを装い半額デーが最終日だったレンタル屋に寄って『スーパーナチュラル』の5・6巻と 『スズメバチ』を借りて来ました

スパナチュは棚が分かっているので迷いようもなかったんですが 『スズメバチ』がどこに分類されるのか分からなかったので 初め“アクション”の棚をザッと見てみたんですが見つからず 検索端末で棚の場所を調べたら 今見た“アクション”の棚にあると出た あら?見落としたかな?と思って再び棚に戻って 隅から隅までタイトルを総なめすること数回

何回見ても 見つからぬっ!!(イラッ)

本当にこの棚か?!コラ!
いくら私がうっかりさんでも こう何回も総浚いして見つからないって オカシイだろ?!!
例え貸出中だったとしてもケースは残るようになっているので タイトルが見つからないということはあり得ません 以前に見かけたときは何枚かあったから 絶対数枚で並んでいるはずなんです 多少処分されていたとしても2枚くらいは残してあるでしょ普通・・・ おらぁッ!!

ここは割と頻繁に棚替えをする店で その度に分類の仕方が複雑になっていくケッタイな店舗です 元々俳優別・監督別・国別と微妙な分け方をしていた上に 新作・旧作が分かれていて ドラマと映画も別扱い 人気のあるものは旧作の中でも“話題作”って棚に分類されています
作品別にならんでいる棚がジャンル分けされた上50音順になっているのは まだ分かりやすいんですが 目線の高さの棚には“注目作”とか“おすすめ作”が割り込んでいるので その50音順の作品は上下に大きく分断された形になっています

本屋でも思うんですが 分類の下手な店って それだけでイラっとなりません?
図書館勤めの経験がある自分にしてみたら なんでこの番号の隣りにこの番号の棚が来るんじゃい!って思うことが結構ありましてね 店によって売れセンを前に出したいとか それなりに事情があるんだと思いますが 探しづらくて無駄な時間を使うからやめて欲しい

その点において この行きつけのレンタル屋は 品揃えが良いので通ってしまう反面 作品並べのセンスのなさには 行く度に辟易させられる店なのですヨ しかも棚卸しの度に今までと全然違う位置に棚が入れ替わっていたりするので更にムカつく

そんな訳で 「あったら借りよう」程度に思っていた『スズメバチ』でしたが 端末で調べると貸出可能になっているし 店の中にあることだけはハッキリしていたので 意地でも見つけてやる!!という気分になってしまいました(これで大したことない映画だったらガッカリだ…)

アクションの棚を総なめ確認すること数回 プツッと何かが切れて猛然と方向転換をし 真っ直ぐ“フランス映画”の棚を目指しました 『スズメバチ』はフランス産のアクション映画です

フランス映画の棚の前に立って 数 秒 …







ここにあるじゃねぇかよ
嘘つき端末ッ!!
(#◎益◎#)






という訳で

端末で検索すると“アクション”と分類され ご丁寧に店内見取図で棚の位置を示してくれたりもするのですが 私がさんざん探して時間を使わされた作品は フランス映画の棚に5・6枚整然と陳列 されておりました

⇒●スズメバチ

機械が悪いわけじゃなかろう
ちゃんと設定しておかない人間が悪い

ホントどうにかしろ
中身知っててこの分類にしてんの??ってコトも結構多い
プロの仕事には敬意を払うけど ポイントおさえない手抜き仕事は侮蔑するワ

バルス!!

『バトル・チャレンジャー 激走』1993/日本

 


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