カタルシス
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2006年12月24日(日)  孤独な国王 

今日はmixiのお友達とプチ集会を予定していた日で 元々は「どっか都内のスーパー銭湯にでも行って裸のお付き合いしちゃいましょう!」な話だったんですが メンバー内で女子的事情にぶちあたってしまった方がいらしたので 銭湯は順延となり 急遽映画に切り替えとなりました
映画後は豆腐料理な居酒屋でメッサ飲み食い喋り いつも自分喋ってばっかで毎回反省するのに改まる気配は一向にありません・・・ いい年をして学習能力がないのかオレ・。orz

そんなわけで映画案内 『王の男』

【内容】
史上最悪の暴君として韓国で今も語り継がれる実在の王、燕山君(ヨンサングン)をモチーフに、その暴君に気に入られたことで運命を狂わされていく2人の芸人の姿をドラマティックかつ絢爛豪華に綴る歴史巨編。

【あらすじ】
時は16世紀初頭。旅芸人一座の花形チャンセンと女形のコンギルは、国一番の芸人になろうと誓い合い、一座を抜け出し漢陽の都にやって来る。そこで時の王、ヨンサングンの悪評を耳にした2人は、宮廷を皮肉る芝居を思いつく。たちまち民衆の人気を博した2人だったが、噂を聞きつけた王の重臣によって捕らえられてしまう。そして、人前で笑ったことがない王の前で芝居を披露し、王が笑わなければお前たちは死刑だと宣告される。ところが、妖艶なコンギルの芸が王を虜にし、ついに王を笑わせることに成功、彼らは死刑を免れ、宮廷に住むことを許されるのだったが…。(allcinemaONLINEより)


何かこう TVドラマの『大奥』みたいなドロッとした秘め事的な話なのかと思ってましたが 存外純真な展開だったので 邪な気構えで臨んだ自分がちょっと恥ずかしくなりさえしましたヨ(苦笑)

コンギル役のイ・ジュンギは確かに女の子みたいな顔してました 意外と肉付きがいいので薄着になると顔と体のアンバランスさに違和感を覚えます いや 気にし過ぎなのかも知れませんが もうチョイ細身で引き締まった身体してたら良かったな〜・・・ とか自分願望(笑)
全部見てからよくよく考えると彼 大したことをしていません そもそも王様に気に入られたのは何でかな?とか お気に入りになってからは小技が更に好まれたんだと解釈できるんですが・・・ まぁやっぱり“見た目”の綺麗さがものを言っていたんでしょうかねー(と思い込んで見るようにしていた)

もう一人の主人公チャンセンは芸に生きるハングリー精神旺盛なプロの芸人 アクロバットは吹替え(スタント)だったにしても 口上を述べるときの声の通りは素晴らしく 女形のコンギルよりも高いトーンで喋っていました 彼の芸に対する並々ならない思い入れは半生を語る部分で伺うことができますが コンギルとの関係がどれほどのものだったのかがイマイチ伝わらず 冒頭で身売りされそうになるコンギルをえらい剣幕で引き止める姿には むしろヒいてしまう自分がおりました(苦笑)
ヤーヤー 小さい頃から苦楽を共に生き抜いてきた幼馴染だとか 友情なのか兄弟愛なのか もうひと声欲しいところでした まぁでも どの関係だったにせよ内に秘めたる想いのようなものはお互いに持っていたんだと思いますが(あくまでもプラトニックな情念でね)
あ あとこの彼に関しては劇中ほとんど名前を呼ばれなかったので役名を覚えることができず(^^;)ゞ

実在した暴君をモデルにしたという王様は存外可愛らしい人物に見えました もっとも 人として可愛らしくても王様としては問題山積 器が違ったんだろうなーという描かれ方

愛妾のノクス美人!腕とか肩とか華奢で好みだったヨ〜v あんな身体に私はなりたい(おい) まま、役柄的にはイジワルな女でしたけどね 陰険は陰険ですがヤキモチ焼きの延長レベルだったし もっとエゲツないことするのかと思っていたので思いのほか普通でした 芸生(←字幕ではこう書かれていたんですが「芸娼」ではないのか?と…)あがりの寵姫という設定でしたが 言葉のまま妾なの?正妻の影すら見当たりませんでしたが未婚の王だったんでしょうか??

んんー 翻弄されただけで終わってしまった芸人たちの悲運と、良き先導者・理解者に恵まれなかった若き王の孤独 とかが描かれているのかな
ボク個人としては重臣のチョソンが諸悪の根源と思いましたお?善臣ヅラしてお前一番黒いじゃん みたいな(苦笑)
 

『孤独な国王/ヘンリー八世の私生活』1933年/イギリス

 


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