カタルシス
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2006年10月31日(火)  けむる迷いの森をぬけて 

今日で10月もお終いです =ハロウィンなわけですが 何もできませんでした…
いや 仮装するとか菓子をバラまくとかパーティに行くとかではなくて イラストの1つでも描いてサイトにUPできたらイイナーとか 薄ら思っていたんですが 今月はとてもそんな余裕がありませんでした ガクリ↓
ハロウィンて一応アイルランド発祥の習慣なので 処刑人スキーの間ではちょっぴり気にされてるイベントなのです うん でもそれだけの話なんでね 無理はしようとか全然思ってなかったし(苦笑)つか できないし

本日は武道館でコブクロがライブの日でした 今日明日と一週間後の1回で「武道館3Days」です ことごとく平日です そして全席指定とはいえ開演が18:30です 私定時が18時なので… 職場が春日で九段下は目と鼻の先であるというのに この時間だとかなりギリギリです 定時にオフィスを飛び出して間に合うかどうか 実に微妙です

今回 一人1公演しか申し込みできなかったんですが 手分けして3回分ともチケット確保しています とりあえず3回行けるので 仕事を早引けるほどのこともなかろうと 3回とも定時まで仕事してから飛び出すことにしました そして今日がその1回目だったわけですが

見事に15分オーバー…

職場を出た時間がですが 開演まであと15分て 飯田橋の駅着いたらタイムアップですもん バス停までだって10分弱かかるし 電車やバスではもう間に合わないことが予想できました
今日は3回中で一番ステージに近いアリーナ席だったし 自分的にも「初回」なので遅刻はしたくなったんですよね… なので仕方なくタクシーを掴まえて「近くて申し訳ないんですが武道館までお願いします 時間さしせまっているので急いでもらえると助かります」と言いながら乗り込んだら「コンサート?半からですか? 大丈夫 大丈夫 5・6分で着きますよ」とハリキる素振りで車を走らせる運転手さん 時間がなくてソワソワしてましたがおかげで和みました(笑)気の良い人でヨカッタ
武道館は車両で敷地内まで入ろうとすると制限が厳しいらしいので 九段下の交差点の辺りで降ろしてもらいそこからは徒歩(走ったけど)で門をくぐりました 端からあんな人混みの中をタクシーで乗り付けようとは思っていなかったので ここでの疾走は想定内です

入口手前にグッズや関連商品(CDやDVD)の売り場があったので グッズをスルーして商品部の方に立ち寄りました 実は先日発売されたベスト盤まだ買っておりませんで グズグズしていたら街では「初回限定盤」が完売している店ばかりになってしまっていたのでした
初回限定盤だと秘蔵映像の入ったDVDがついてるんス ベストだからシングルほとんど持ってる自分としてはさ 今更な〜…という内容ななので もし買うんだとしたら特典ついてナンボばなわけですよ サッサと買わなかった自分が悪いんですが 今や押しも押されぬメジャーデュオなんだって認識が甘いようで いい加減自覚しなくては

「ベストの初回盤てありますか?」
「あ すみませんもう完売してしまいました」
「明日にはあったりしますか?」
「多分ないです…」

あら残念 最後の頼みのツナでしたが ライブ会場でも手に入らないってことは どこぞの寂れた店舗にでも残った盤を探し出すか 中古に出回るのを待つくらいでしょうか? 人気者だと“中古”という選択肢があるからチャンスがなくもないよね 今までにはありえない選択肢だったんですけども(苦笑) いずれにせよ今は断念です

アリーナ専用の入口に向かい カメラチェックを受けたらいざ中へ 今日の席はアリーナ中央よりやや右寄りの後ろから何列目かの席 結構後ろです オペラグラスは持って来ていたので距離の心配はなかったのですが 目の前の人たちがみな上背のある人ばかりで さすがにこれには失笑するしかありませんでした
そう身長が高くない私はともかく 後からやってきた背の高い友人さえも「うわ前見えない…」と言っていたので 折角のアリーナでしたが 近距離での視界は望めそうがありません まぁ 勾配ないから仕方ないよね(苦笑)最近諦めモードに切り替わるのが早くなりました 色んなことにムキになることが疲れる年頃になってしまったようです 大人っちゃ大人だけど 自分がちょっと枯れた気になるね

実際バンドのメンバーが登場してみても やはり視界はほぼ0状態だったので 無理はしないで時折人の頭の隙間から見え隠れする小渕くんと黒田くんを確認しながら “多分この辺にいるんだろうな”的感覚で出だしの数曲を聴くのでありました

「ではまぁ後が長いんでね どうぞお座りください」
彼ら恒例の一言で 場内がホッとしたように着座します イスに座れば取り敢えずフロントの2人の姿はちゃんと見ることができました バックメンバーは位置によって見えたり見えなかったり この際後ろまで求めるのは贅沢ってもんでしょう
座りからバラード目の曲が数曲つづきます

と なんだかステージの様子に違和感が 程なくして小渕くん
「リオさんちょっと具合悪くなっちゃったみたいなんで 少しお話しましょうか」

リオさんてのは彼らのバンドでキーボード&ピアノを担当しているサポートメンバーで ライブではバンマスを担う重要なポストのナイスガイです スラリとした長身と柔らかそうな物腰が印象的な人

慌ててステージの奥に目をやると スタッフに付き添われて裾へ引けて行くリオさんの姿がチラっとだけ見えました りゃりゃりゃ バンマス抜きはちょっとキツイなぁ・・・
それでも「話」でそれなりに間を持たせてしまうコブクロはお見事でした ただ いつもの「つい調子に乗って喋り過ぎた」というのとは違い 意識的に時間を稼ごうとしている必死感みたいなものが伝わってくるので 話は面白いんだけど 早いところリオさんに帰ってきてもらいたいなぁと思ってました 早く戻って彼らを安心させてあげとくれよ・。

そんなMC最中に『桜』の話が出まして
コブクロさん去年の紅白に『桜』という曲で出場しているんですが リードボーカルの黒田くん そのハレの舞台で堂々と歌詞を間違えてしまいまして(苦笑) 紅白って画面の下に歌詞がテロップで出てしまうじゃないですか 年末の大御所番組の中で歌詞をミスったのが全国放送されてしまったわけですよ 本人はそりゃまーヘコんだらしいです
そしてその苦い経験がトラウマにでもなってしまったのか 以後『桜』の歌詞をミスることが多くなってしまった黒田くん 今日も既に『桜』を歌ったあとだったんですが またもしくじっておりまして(^^;) それでこの余った時間のMCの最中に

「あんな こんなときにナンなんやけれども リベンジさしてもらえへんかな」

と言い出しました 突然の提案に相方の小渕くんは面食らった様子でしたが 場内は途端に拍手の渦 スタッフも手早くギターを運んで来ます

こうして 武道館でアコギ1本の『桜』が熱唱されました

本番度胸のある黒田くん 今回はキッチリしっかり間違わずに歌い切り 1万を越す観客から絶賛の拍手喝采を受けていました 私は隣に立つ小渕くんを見ていて「何か泣きそうな雰囲気漂わせてるな〜(^^;)」と思っていたら 泣く前に自分から「黒田があんなこと言い出すなんてボク感動で泣きそうやったわ!」と笑いネタにすり替えてた(笑)ああ言わなきゃホントに泣いてたでしょキミ

そんなひと波乱をはさみつつ リオさんが万全でないなりにも一応復活してくれたので つづくプログラムを再開させました 初っ端歌ったのがピアノ伴奏での歌い上げだったので「こりゃリオさんなしじゃ無理だったわな・・・」と苦笑い その後もリオさんはコッソリ抜けちゃったり 演奏中にも辛そうな顔を見せていたりして 終始我々のハラハラは消えないままでしたが ライブそのものは充実していて 見事なバンマス仕事をしていたと思います

それらの一件があった所為か全てのプログラムが終了したのは22時近くでした 18時半が開演で多少の押しがあったにしても10分程度 3時間半弱? ああ やはりコブクロは長いのう〜(遠い目)

帰りに友人とゴハンを食べて解散
明日もあるので割とサラサラっとね

『Overflow』コブクロ

 


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